ゴルフの最新「8.5」世代のスポーツモデルたちが本格展開スタート
2025年1月10日~12日に開催された東京オートサロン2025。フォルクスワーゲンブースでは同ブランドで走りの頂点に位置する「ゴルフR」「ゴルフRヴァリアント」の新型「8.5」世代モデルが日本初公開されました。さらに同日(10日)販売開始の新型「ゴルフGTI」も展示され、スポーティな「ゴルフ8.5」でブースが染め上げられました。
ゴルフRは新たに「R-Performanceトルクベクタリング」を採用
東京オートサロン2025でのフォルクスワーゲンの最大の注目は、日本初公開の新型「ゴルフR」と「ゴルフRヴァリアント」だ。現在8世代目となるゴルフの後期型、いわゆる「ゴルフ8.5」の「R」モデルとなる。
標準モデルと元祖ホットハッチである「ゴルフGTI」は2025年1月10日に販売を開始。Rモデルは1月下旬以降に発売予定となっていて、これで日本市場においてゴルフ8.5のラインアップが全て出揃うことになる。
価格はゴルフRが704万9000円(消費税込)、ゴルフRヴァリアントが712万9000円(消費税込)となっている。メモリー付きパワーシートや、1本あたり8kgと軽量な19インチホイール「Warmenau」と幅広タイヤを装着する上級グレード「R Advance」も用意されている。
新型Rモデルの特徴はパワーユニットと駆動システムだ。パワーユニットは13psアップの333psで、0‐100km/h加速は4.6秒を実現。歴代Rモデルが採用してきた4輪駆動システム「4MOTION」はさらに進化した。新たに採用された「R-Performanceトルクベクタリング」は、後輪の左右トルク配分を0~100%で変化させるというシステムだ。このシステムの採用により、これまでよりも高い旋回性能を実現しているとのこと。異次元のコーナリングスピードを体感することができそうだ。
ゴルフGTIは20馬力アップして快適性も向上
そして1月10日から販売を開始したゴルフGTIもブースに展示されていた。こちらは20psアップの265psを発生するエンジンを搭載しているのが、最大のトピックスだ。0‐100km/h加速は5.9秒となっている。価格は549万8000円(消費税込)だ。
新型GTIのエクステリアでは、オプション設定された19インチホイールがポイントと言える。サークルを半分にしたような切削デザインが5つ配されたホイールは、5代目GTIのホイールを彷彿とさせるものだ。
そのほか、ゴルフの改良に伴い、RとGTIも快適性や利便性が進化するとともに、エクステリアの小変更も実施している。12.9インチの大型タッチディスプレイが採用されたMIB4や、バンパーやヘッドライトデザイン、VWイルミネーション付きエンブレムなど、フロント部分を中心とした変更が行われている。
より魅力的になった8世代目後期型ゴルフ8.5ファミリー、試乗の機会が楽しみなモデルだ。