守備範囲の広さがMIDの強み
デザインと設計は国内で行い、製造は海外の工場、そして品質確認試験は日本で行い、低価格と安全性、デザインとクオリティを両立させたホイールづくりを行っているMIDマルカサービス。東京オートサロン2025では、オーダーメイドで1本100万円からというカーボンホイールを発表し、脚光を浴びていました。
フルオーダーに対応したカーボンホイールが登場
「エレメント シックス」と名付けられたこのホイールは、炭素(カーボン)の元素記号が6番目であることから名づけられたもので、オールカーボンではなく、リム部にカーボン素材を使用したもの。カーボンならではの軽さのメリットが際立つように、デモカーのメルセデス・ベンツ「Gクラス」のようにヘビー級のクルマを対象に20〜23インチを設定している。
デザインは3パターンが用意されている。カーボンのリムは、「ブルーカーボン」「レッドカーボン」「グリーンカーボン」「フォージドカーボン」「スタンダードカーボン」の5色からセレクトが可能。鍛造のディスクのカラーも自由にカスタマイズできるのが特徴だ。最終的には、サイズやデザインも含めたフルオーダーにも応えられるように準備を進めている。
DODとコラボしたホイールにも注目
もうひとつ2025年の新製品として、アウトドアブランドの「DOD」とコラボしたホイールもリリース。DODは価格以上の質感&デザインを売りにしているブランドなので、その特徴をホイールにも反映し、DODが多用するカーキやODグリーンといったカラーを採用している。さらにMID×DOD専用のステッカーを付属して、カスタマイズしやすくしたのも目新しいところ。
ネーミングもDODのキャラクターのウサギから「ウシャリン」「ウシャリントバリ」といったシャレの効いたものとして新風を吹かせている。これらは軽自動車のスズキ「ジムニー」をはじめトヨタ「ハイエース」用のサイズまであり、2025年の春からリリースされる。
またスポーツ用のホイールとしては、フォーミュラドリフトジャパンのFDJ2が、MIDレーシングのワンメイクになることもこの会場で発表された。それに合わせてデモカーのトヨタ「86」には、新作の6本スポークホイール「R06」が装着されて展示されていた。
このように硬軟おりまぜた、守備範囲の広さがMIDの強みであり、それが凝縮されていたのが、東京オートサロン2025のMIDマルカサービスのブースだった。
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東京オートサロンで見逃したという人に朗報。2025年2月7日〜9日に開催される大阪オートメッセにMID WHEELの出展が決定。西日本のカスタムファン必見の最新作をその目で見ることができるチャンスだ。いまなら前売りのチケットが好評発売中。