標識でしっかりと確認をする
なぜ道路は渋滞するのでしょうか。ひと言でいえば、そこを利用するクルマの台数が道路の許容するキャパシティをオーバーしたためといえます。それだけに、朝夕のラッシュ時などにバスレーンだけが空いており、その右側車線がノロノロ運転だったとすると、不平等や不合理……空間処理に問題があるような気がして、モヤモヤする人もいるでしょう。しかし、このバスレーン、下手に一般車両で進入すると交通違反になり、取り締まりの対象になることがあるので要注意です。
バスレーンには2種類存在する
いわゆるバスレーンは、「路線バス専用通行帯」が正式名称で、「バス専用レーン」と「バス優先レーン」の2種類が存在する。「バス専用レーン」は、標識で規制されている時間帯に、バス以外のクルマがバス専用レーンを通行すると違反になる(右左折などをするときを除く)。
違反した場合、違反点数:1点、反則金:6000円(普通車)のペナルティとなる。
一方「バス優先レーン」は文字通り、バスが「優先」になっており、一般車両の通行も可能。ただし、後方からバスが接近してきた場合は、速やかにレーンから出るのが大前提。他の通行帯に移らずに、バスの正常な運行に支障を及ぼした場合は違反になる(交差点を左折する場合等除く)。
いずれにせよ、「バス専用レーン」と「バス優先レーン」は、路線バスが円滑な運行をできるようにするために設けられているものなので、道路標識などを見落とさないようにして、バスの進行を妨げたり、「路線バス等優先通行帯違反」で違反切符を切られたりしないよう、ルールを守って走行するようにしよう。