ロータスの正規新車販売拠点「ロータス仙台」が1月25日オープン
2025年1月19日(日)に西日本エリアで「ロータス神戸」をオープンしたばかりのロータスが、1月25日(土)に今度は東日本エリアで「ロータス仙台」をオープン。新CI(コーポレート・アイデンティティ)をまとった正規新車販売拠点を日本で2店舗あいついで展開する、新生ロータスが発信していく世界観とは?
東北最大の都市・仙台の中でも輸入車ブランド激戦区に出店
ロータスといえば、イギリスのバックヤード・ビルダー文化をバックボーンに持つ硬派なライトウェイト・スポーツカーの名門として長く知られてきたブランド。そんなロータスは目下、「VISION 80」という戦略のもと、電動化を軸にしてラグジュアリー・スポーツカーメーカーへと生まれ変わろうとしてる。
ロータスにとってアジアパシフィック地域最大のマーケットである日本においても、2025年の1月早々からその攻勢を強化してきた。新たなCI(コーポレート・アイデンティティ)を導入した初の正規新車販売店として、1月19日(日)に兵庫県芦屋市で「ロータス神戸」をオープンし、さらに立て続けに、1月25日(土)に宮城県仙台市に「ロータス仙台」をオープンしたのだ。
ロータス仙台の立地は、東北エリア最大の杜の都・仙台の中でも流通の大動脈となる4号バイパス沿い、とくに自動車ディーラーが密集していることで知られる「卸町(おろしまち)交差点」のすぐ近くだ。いわば東北エリアのカー・カルチャーの中心部といえる激戦区を選んだことにも、ラグジュアリー・ブランドを志向する新生ロータスの覚悟と自信がうかがわれる。
ロータス仙台を運営するのは、プレミアムブランドの販売経験が豊富な株式会社ジースクエア仙台。同社にとっては、先立ってオープンしたロータス神戸に続く、2店舗の展開となる。
ロータス仙台のショールームは延べ床面積334平米(約101坪)を誇り、洗練されたデザインでロータスブランドの魅力を最大限に引き出すとともに、最先端の設備を備えたもの。最新鋭のロータスサービスセンターも併設し、新車販売のみならず、中古車販売やカスタマーサービスの充実にも力を注いでいくとのことだ。
これは日本市場でのさらなる拡大の序章にすぎない
ロータス仙台のオープンの前日、1月24日(金)に行われたオープニングレセプションには、東京オートサロン2025のロータスブースで公開された特別仕様車「エレトレ タイプ79」が登場。
これは、かつてF1グランプリにおいて12回のポールポジションと8回の優勝を果たし、ドライバーズおよびコンストラクターズの両世界チャンピオンシップを獲得した伝説の「タイプ79」をリスペクトし、その栄光をロータスの最新BEV「エレトレ」で再現したクルマ。モータースポーツにおけるヘリテージと今後のブランド戦略「VISION 80」を1台で表現しているわけだ。
レセプションに登壇した、ロータス カーズ ディレクター・オブ・ネットワーク ディベロップメント(アジアパシフィック&中東&アフリカ担当)のジョナサン・ストレットン氏は、ロータス神戸とロータス仙台の2つの新しいショールームが日本におけるブランドの成長の重要なシンボルとなるとしたうえで、こう語った。
「ロータスは革新的なエンジニアリングとモータースポーツでの輝かしい実績を誇り、こうしたブランドの伝統は未来のイノベーションに影響を与え続けています。ブランド戦略として革新、テクノロジー、そして卓越性に焦点を当てています。私たちのVISION 80という戦略は、2028年のロータス創立80周年を祝うためのロードマップとなります。私たちは、2028年までにグローバルなパフォーマンス・テクノロジーブランドとなることを目指しています。
私たちは日本において強力なパートナーとワールドクラスのリーダーシップのネットワークを構築しています。ロータス仙台と神戸は、アジアパシフィック最大のマーケット、日本市場での拡大の始まりにすぎません。日本がアジアパシフィック地域における当社の最大の市場であるため、さらなる展開についてもポジティブなニュースが控えています。ロータスは、世界中のドライバーたちに感動と興奮を与えることをコミットしています。ジースクエア仙台とのパートナーシップにより、ともに今後の成功を牽引していきます」