実用性とドレスアップ性を両立させる奇跡のサスペンション
2024年10月5日〜6日に熊本県上益城郡益城町にあるグランメッセ熊本で開催された「九州カスタムカーショー2024 in 熊本」では、多くのメーカーやショップが出展しました。今回は、トヨタ「アルファード」「ヴェルファイア」「ノア」「ヴォクシー」に特化して乗り心地を追求する、福岡県北九州市に拠点を置くアクシススタイリングの「パーフェクトダンパー」をピックアップして紹介します。
乗り心地を優先した車高調
ファミリーカーとして絶対的に人気のボディ形状が、ミニバンである。これに異を唱えるユーザーは少ないだろう。結婚して家族が増えると、スポーツカーやセダン好きだった人でさえ、利便性の高さを求めてミニバンに乗り換える人が多い。大人数が乗れるという理由だけではなく、スライドドア、居住空間や荷室の広さに関しては、ファミリーカーとして最強装備であることは間違いない。
しかし、長年ドレスアップやチューニングを楽しんできたユーザーは、たとえファミリーカーであってもちょっとカスタムしたくなってしまうもの。エアロをまとい、ホイールやサスペンションを変更し、気づいたら趣味グルマもファミリーカーも見た目優先のスタイルに変えてしまったことで、奥様やお子様たちから「乗り心地が悪くなった」とひんしゅくを買ったという話も多く聞く。
今回紹介する商品は、ドレスアップと乗り心地の相反するワガママな要望に応えた奇跡のサスペンションだ。ただし、トヨタ「アルファード」「ヴェルファイア」「ノア」「ヴォクシー」のオーナーだけに許された商品であることをご了承願いたい。
ミニバンだからこそ、後席の乗り心地を高めたい
アクシススタイリングが開発したサスペンション、「パーフェクトダンパー」は、フェンダーとタイヤの隙間が気になるとか、小さい子どもの乗り降りのために、もう少しだけステップ位置を下げたい、そして乗り心地は悪くしたくない。そんな要望を見事に実現した全長調整式車高調となる。
重要なのは、アッパーマウント部とスプリングだ。ノーマルの乗り心地を無駄にしないよう、アッパーマウント部は純正を流用。そしてスプリングは、純正スプリングのように巻きが変化しているバレル/テーパー型を採用している。
社外品の車高調に広く採用されるピロアッパーマウント&直巻きスプリングタイプは、アッパー部の音鳴りや耐久性の問題と、快適性という意味でのしなやかな動きが懸念される。そこで純正アッパーを使用することで、異音防止、耐久性向上、そしてバレル/テーパースプリング採用により、車高調独特のゴツコツ感を軽減し、上質なハンドリング特性を実現したのだそうだ。
その結果、路面からの微振動を吸収して、なめらかな乗り心地を実現。中高速走行時に正確で軽快なハンドリングで、安心感あるドライブをサポート。そして、運転席、後部座席とどの位置でも、快適な乗り心地に繋がっている。
「運転する自分だけじゃなくて、後ろに乗る子どもたちや私のこともちゃんと考えて!」
そんな家族の嘆きを形にしたサスペンションが、このパーフェクトダンパーなのだ。
全国のトヨタディーラーからも注文可能
なお気になるダウン量は適合車種と年式の違い、また前後で若干の変動があるため、0mmから-80mmが目安となる。さらに、前後ともに20段ダイヤル式による減衰力の調整も可能。しかも、全国のトヨタディーラーからも注文できるというのもポイントだ。
人気の「パーフェクトダンパー7G」シリーズの対応車種は、以下となる。
アルファード/ヴェルファイアは、20系(2400cc/3500ccの2WD、2400cc/3500ccの4WD、ハイブリッド)。30系(2500cc/3500ccの2WD、2500cc/3500ccの4WD、ハイブリッド)。現行車の40系(2500ccの2WD/4WD、ハイブリッド2WD、ハイブリッドE-four、ターボ2WD/4WD)。
ノア/ヴォクシー/エスクァイアが、80系(エアログレードの2WD/4WD、標準グレードの2WD/4WD、ハイブリッドのエアロ/ハイブリッドの標準グレード)。現行車の90系(ハイブリッド/ガソリンの2WD)。なお、現行車のガソリン4WDとハイブリッドE-fourは適合しないのでご注意を。
さらに「エグゼクティブ」や「ラグジュアリー」と、一部のアルファード、ヴェルファイア用の設定もあるため、詳細は公式ホームページからご確認を!