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ついに「ジムニー」に5ドア登場! 車名はスズキ「ジムニーノマド」に決定!! リアシートの広さは? 剛性アップやハンドリングはどのようにしてチューニングした?

ついに「ジムニー」に5ドア登場! 車名はスズキ「ジムニーノマド」に決定!! リアシートの広さは? 剛性アップやハンドリングはどのようにしてチューニングした?

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)

  • スズキ ジムニー ノマド:基本内装色は黒となる
  • スズキ ジムニー ノマド:2025年1月30日に発表された
  • スズキ ジムニー ノマド:腰部はサポートさせつつ肩まわりは動かしやすいようサポートレスに仕立てている
  • スズキ ジムニー ノマド:後席シートは2段階のリクライニング調整機能付き
  • スズキ ジムニー ノマド:荷室左側側面にラゲッジルームランプを追加。シエラ同様にアクセサリーソケットを装備する
  • スズキ ジムニー ノマド:荷室の左右にはM6のアクセサリー用ボルト穴が用意される
  • スズキ ジムニー ノマド:センターコンソールボックスに後席パワーウインドウスイッチを追加
  • スズキ ジムニー ノマド:MTの設定もある
  • スズキ ジムニー ノマド:内装はジムニー シエラと同じだ
  • スズキ ジムニー ノマド:ダッシュボードの右下にスイッチパネルを配置。デュアルセンサーブレーキサポート、車線逸脱警報のオン/オフを切り替えることができる
  • スズキ ジムニー ノマド:フロントガラスにはステレオカメラが備わる
  • スズキ ジムニー ノマド:センターフレームを延長し、センタークロスメンバーを追加している
  • スズキ ジムニー ノマド:エンジンはシエラと同じ1.5L 直4を搭載
  • スズキ ジムニー ノマド:タイヤサイズは195/80R15
  • スズキ ジムニー ノマド:リアハッチには専用のエンブレムを装着する
  • スズキ ジムニー ノマド:フロントサスペンションはコイルのばね定数を調整
  • スズキ ジムニー ノマド:ショックアブソーバーの減衰特性を最適化。スタビライザー系を拡大している
  • スズキ ジムニー ノマド:フロントブレーキにはベンチレーテッドディスクを採用
  • スズキ ジムニー ノマド:ATは各構成要素の高強度化をしている
  • スズキ ジムニー ノマド:AT車のインパネまわり
  • スズキ ジムニー ノマド:運転席まわりはシンプルな構成となっている
  • スズキ ジムニー ノマド:ホイールハウス開口部を直線化し乗降性に貢献
  • スズキ ジムニー ノマド:シートはファブリックを採用
  • スズキ ジムニー ノマド:ECMのチューニングでパワーアップを図る方法もある
  • スズキ ジムニー ノマド:4名乗車時の荷室床面長がシエラに対し+350mm拡大した590mmに
  • スズキ ジムニー ノマド:後席の片側を倒すと長尺物も搭載できる
  • スズキ ジムニー ノマド:後席を倒せばより大きな荷物の積載も可能だ
  • スズキ ジムニー ノマド:リアラゲッジの下にはジャッキなどを搭載
  • スズキ ジムニー ノマド:2025年1月30日に発表された
  • スズキ ジムニー ノマド:シエラでは鉄板がむき出しだったが、クォータートリムを追加し快適性を向上した
  • スズキ ジムニー ノマド:2025年1月30日に発表された
  • スズキ ジムニー ノマド:ルーフもノマド用に新規で製作している
  • スズキ ジムニー ノマド:2025年1月30日に発表された
  • スズキ ジムニー ノマド:2025年1月30日に発表された
  • スズキ ジムニー ノマド:フロントグリルは5スロットグリルを採用している
  • スズキ ジムニー ノマド:パッと見た感じでは、シエラと同じように見えるがドアハッチの左下に専用エンブレムが備わる
  • スズキ ジムニー ノマド:ホイールベースは2590mmで、シエラより340mmも長い
  • スズキ ジムニー ノマド:2025年1月30日に発表された
  • 四輪プラットフォーム設計部 コンベプラットフォーム設計課 係長 野添直人さん
  • 四輪プラットフォーム設計部 シート設計グループ 係長 小西俊之さん
  • スズキ ジムニー ノマド:全長およびホイールベースは、シエラより340mm延長している
  • スズキ ジムニー ノマドの発売は2025年4月3日となっている
  • スズキ ジムニー ノマド:十分な3アングルと最低地上高(210mm)を確保し、本格的なオフロード性能を保持

ジムニーに待望の5ドアモデルが登場

かねてより噂になっていたスズキ「ジムニー 5ドア」の日本導入が2025年1月30日に正式発表されました。車名は「エスクード」に採用されていた「ノマド」のサブネームを取り入れた「ジムニー ノマド」として登場します。さっそく詳細をお伝えします。

エンジンはシエラと同じで5MTと4ATを設定

これまで日本では3ドアモデルのみだった「ジムニー」だが、スズキのインド工場では以前より5ドアが生産され現地で販売されていた。そこで日本導入の噂もあったがなかなかそれからの進展がなかった。日本導入に向けて多数の社員がインド工場に勤務してクオリティコントロールなどをしているという噂もあったが、登場せぬままと思っていたところに、正式販売がアナウンスされた。

今回日本に導入されることとなった「ジムニー ノマド」は、「ジムニー シエラ」をベースにホイールベースを伸ばしたことで5ドア化を実現。エンジンは1.5L 直4のままで、トランスミッションは5MTと4AT。このあたりはすでに販売されているジムニー シエラと同じだ。シャシーもインド仕様と同じだが、3ドアに比べて改良が加えられている。

ちなみにボディカラーは、2色のツートンカラーと4色のモノトーンカラーが用意される。具体的には、ツートンカラーにはシズリングレッドメタリック×ブラックルーフ、シフォンアイボリーメタリック2×ブラックルーフを設定。モノトーンカラーには、セレスティアルブルーパールメタリック、ジャングルグリーン2、アークティックホワイトパール、ブルーイッシュブラックパール4が設定されている。

四輪プラットフォーム設計部 コンベプラットフォーム設計課 係長 野添直人さんは次のようにコメント。

「シエラに比べてシャシーを伸ばしたことでねじり剛性が落ちてきます。そこでフレームの内部構造を見直して全体の剛性をアップさせています。さらにクロスメンバーを溶接留めで追加してねじり剛性を高めています。やはり、シャシー剛性が落ちるとステアリングレスポンスが悪化するなど影響があるので、適切に剛性アップして対処しています」

そこでポイントになってくるのが後席の快適性だ。実際に乗ってみたところ、身長180cm以下の人であればまったく問題なく快適に乗れる。前後スペースも広い。至って快適な普通車の後席だ。ただし、身長180cmを超えてくるとやや頭部と天井のスペースが近くなってくる。

後席の背もたれは2段階のリクライニングが可能だが、それを倒した場合でも、180cm以上の方が後席に長距離乗るのはやや辛いかもしれない。筆者のように170cm以下であれば大変快適な空間。非常時の移動用ではなく、まったく普通に快適に移動できる。

シート表皮はシエラと同じ日本専用の撥水表皮を採用。後席は正しく座れる姿勢をコンセプトに開発し、一般的な乗用車並みの空間になっているという。着座位置はシエラよりも20mm上がっている。

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