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トヨタ「ハイエース」をザラザラ質感でミリタリー仕様に!「ラプターライナー」は目の粗さやポップなカラーも選べる2025年注目のペイントです

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(ガスグラフィックス)

  • トヨタ ハイエース:リアゲートは粗目で塗装。ラプターライナーは強度が高い塗料のため、商用車として酷使されやすいハイエースには傷、汚れ防止にぴったりな塗装だ
  • トヨタ ハイエース:オーバーフェンダー、バイザー、ドアノブなどにもラプターライナー塗装を施工済み
  • トヨタ ハイエース:吹き付け時の距離を調整することで、同じ塗料を使用しながらも質感を変化させている
  • トヨタ ハイエース:各ミラーも仕上げ方を変えている
  • トヨタ ハイエース:ドアゲートのスライド部という可動することで擦り傷が発生しやすい部分にもかかわらず、強度が強いラプターライナーならばある程度までの傷防止が可能
  • トヨタ ハイエース:リアエンブレムも細目で塗装することで、表面がなめらかになりわずかに艶感がアップ
  • トヨタ ハイエース:ホイールは塗装が剥がれにくくするために、最初に剥離してから施工
  • ラプタージャパンのブース内にはスズキ エブリイも展示。艶消しホワイトをメインに塗装している
  • スズキ エブリイ:ミラーのオレンジもラプターライナー塗装済み。サンド、グリーンといったミリタリーカラーだけではなく、ポップな色合いも対応可能
  • スズキ エブリイ:リアワイパーもオレンジで塗装済み。差し色の使い方も良いヒントになる
  • トヨタ ハイエース:ボンネットとバンパーは粗目。グリルは中目、エンブレムは細目で塗装したことで、メリハリ感を表現
  • トヨタ ハイエース:ラプターライナー塗装を施している。ボディはサンド、センターはブラックで塗り分けられている

艶消しボディのハイエースは、よりワイルドでカッコいい!

少し車高が高く、タイヤはゴツゴツしたオフロードタイヤ。そしてボディは艶消しと、ミリタリー感あふれるワイルドなクルマに憧れを抱く人も多いはず。2024年10月5日〜6日に熊本県上益城郡益城町にあるグランメッセ熊本で開催された「九州カスタムカーショー2024 in 熊本」で見つけたトヨタ「ハイエース」は、まさにそんな1台でした。

傷やサビ、汚れ防止のための塗装。それがラプターライナー

ボディはまるでトヨタ「ランドクルーザー250」に設定されているサンドカラーのような色合いで、フロント、屋根、リアゲートと、センター部分は艶消しのブラックに塗装。そんな大胆な塗り分けが印象的なトヨタ「ハイエース」が、「九州カスタムカーショー2024 in 熊本」のラプタージャパンのブースで展示されていた。同社は英国のU-POL社が開発した塗料であるラプターの日本国内輸入総代理店として、積極的に全国のカーイベントに出展している。

この塗料は、もともとはクルマのボディの傷、サビ、汚れ防止のために開発されたもの。たとえば、荷物を積むためのトラックの荷台の傷や、海の近くでの塩害や雪国での凍結防止剤(塩化カルシウム)付着によるサビ、もしくは、山林や荒地などの用途による泥汚れなど。これらを防ぐための多機能コーティング塗料がラプターライナーだ。

塗装の強度が高いので剥がれにくいことが傷防止につながり、またスプレーガンはもちろんだが、ローラーや刷毛でも対応可能。今までのクルマ用塗装の概念では考えられないレベルで、簡単に塗装できることも注目されている理由のひとつだ。

商用車の雰囲気が一変! ミリタリー風ハイエース

「このハイエースのボディは、ランドクルーザー250の設定色であるサンドをイメージしています。しかし、まったく同じような色味ではなく、少しだけ濃く仕上げました。艶消しブラックの部分も、部位によって粗目、中目と仕上げ方を変えて、同じブラックでも質感を変えています」

そう答えてくれたのは、担当の古川雄策さん。ミリタリーというコンセプトでこのハイエースを仕上げたが、外装の変更ポイントは車検対応のオーバーフェンダーの追加のみ。足まわりもホイール、タイヤを変更しただけで、他はすべてラプターライナー塗装によって仕上げている。

ラプターライナーはブラックとホワイトが通常色として販売されているが、それ以外の色はチンタブルと呼ばれる乳白色の溶剤と、一般に販売されている自動車補修塗料を混合させて色を表現するとのこと。その補修塗料材を何%混ぜるかによって、同じ色でも発色具合が変化する。さらに吹き付け距離の違いによって、粗目、中目、細目という塗装表面のザラザラ感も変わる。

展示されたハイエースの艶消しブラックの部分は、吹き付け距離で変化をもたせているのもポイント。ボンネット、前後バンパー、リアゲート、ホイールなどは粗目。グリル、ドアミラーなどは中目、エンブレムは細目で仕上げてある。特に細目は表面がつるつるした印象になるため、同じ塗料を使用しながらメリハリ感も出せるのが特徴。

本来の使い方である実用性を求めるユーザーはもちろん、愛車にミリタリーテイストを求めたいファッション性を求めるユーザーにも支持される塗料。それがラプターライナーなのだ。

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