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「RSワタナベ」がマグネシウム製鍛造8本スポークを参考出品!「フェアレディ240ZR」のレース専用ホイールも復活…旧車乗りも大注目のホイールとは

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: 原田 了(HARADA Ryo)

  • アルミニウムホイールやマグネシウムホイールなどの、軽さを体感できるコーナーが設けられたRSワタナベのブース
  • こちらは正式にカタログメニューとしてラインナップに加わったゴッティマグ。4カ所のビードストッパーはレース専用ホイールの名残だ
  • きらきら光る光沢クロームのリムと、RS8と同様のかまぼこ型8本スポークを持ったディスク部を組み合わせた3ピースのRS8R
  • RSワタナベとして初めて鍛造にチャレンジしたフォージングR(Forging R)。15インチ径でリム幅は65~11.0までをラインナップしている
  • RSワタナベのブースには、ホイール以外に幾つかの機能部品を組み込んだショーカーも展示されていたが、本業はあくまでもホイールメーカーだ
  • 復活した10インチのヨンエス。昔はミニって言ってたなぁ、と1970年代の学生時代にタイムスリップさせられた
  • 素材ではなく製造方法で軽さを追求した鍛造ホイール。すでに商品化されたアルミニウム製(写真左)とまだ参考出品となっているマグネシウム製(同右)
  • 素材をスチールから置換して軽さを追求したアルミニウムホイール(写真左)とマグネシウムホイール(同右)

永遠の名作「RS8」は今も進化し続けている

カスタムカーのビッグイベント東京オートサロンに、日本におけるモータースポーツの草創期からアルミホイール界を牽引してきた「RSワタナベ」が出展。懐かしい定番デザインが進化した注目の新作ホイールを紹介します。

アルミホイール業界をけん引してきたRSワタナベ

国内の近代モータースポーツは、鈴鹿サーキットが完成した翌年の1963年に最初の日本グランプリが行われてから本格的にスタートしている。それに合わせるようにアルミ(軽合金)ホイールが注目を集めるようになった。

1960年代の後半から1970年代にかけて、まだ市販車にアルミホイールがライン装着されないばかりか、オプション装着もできなかった頃、クルマ好きの若者が、自分のクルマのスチールホイールをアルミホイールに交換するブームが到来している。

それを、大阪のハヤシカーショップ(ハヤシレーシング)とともにけん引したのが、横浜に本拠を構えるレーシングサービスワタナベ(RSワタナベ)だった。ホイールメーカーだった両社は、レーシングカー・コンストラクターおよびレーシングチームの立場から、ミニフォーミュラとして1970年代後半に絶大に人気を誇ったFL500レースでも覇を競い合っていた。

さらにRSワタナベは、1979年から国内でも始まったF3レースに協賛し、まだJAFが公認する以前にハヤシと、やはり大阪を本拠とするスピードスターとともに3社でオリジナル・コンペティション・ホイール・グループを結成。日本フォーミュラ・スリー協会の設立をバックアップした経緯がある。そしてその後も時にはライバルとして、また時に同志として切磋琢磨を続けながらアルミホイール業界をけん引してきた。

マグネシウムのフォージングRホイールが登場

そんなRSワタナベの代名詞となっているのが、8本のかまぼこ型スポークで構成された8本スポーク、型式名で言うと「RS8」だ。センターキャップにデザインされた、創業家の家紋に由来した「丸に三羽の鶴」とともに、アイデンティティとして確立されている。

1968年に登場したRS8は永遠のスタンダードとして現在でも同社のメイン商品となっており、最近も知人から「SR(フェアレディ2000)にRS8装着したんだ!」と嬉しそうな報告が届いたばかりだ。

ただしRSワタナベは定位置に安住しているのではない。RS8のデザインコンセプトを発展派生させた種々様々な8本スポークを次々と登場させ、さらには同じ8本スポークでもスポーク形状を直線的に仕立て直した「フォージングR(Forging R)」も誕生させている。

そのネーミングからも分かるようにフォージングRはフォージング(Forging=鍛造)ホイール。これは軽合金ホイールの大きな特徴である軽量さの進化に関して大きな一歩となった商品だ。そもそもホイールの軽さに関しては、アルミからマグネシウム(合金)に素材を置換し、製造法でも鋳造から鍛造へとトライを続け、現在ではマグネシウム(合金)製の8本スポークやアルミ(軽合金)製の鍛造ホイールもラインナップし、さらにマグネシウム(合金)の鍛造製8本スポークもすでに完成、今回の東京オートサロンにも参考出品していた。

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