イタリアはキズだらけボコボコのクルマが……
インタビュー取材のためにイタリア・ローマへ訪れた池ノ内みどりさんは、街を散策することに。ローマ市街などではボコボコのクルマを見かけることが多く、昔から「ヨーロッパでは縦列駐車は当てて出すのが当たり前」なんて噂も聞きますが、本当なのでしょうか? 現地で感じたこと、知人に聞いた実情をレポートします。
イタリアでのパトカーはアルファ ロメオやフィアットが主流
イタリア・ローマへインタビュー取材のために1泊2日のショートトリップをしてきました。外国へ行くとはいえ、飛行機に乗っている時間は実質1時間半ほど。あっという間に到着します。仕事を翌日の朝に控えて、夕方に少し時間があったので、テルミニ駅周辺をブラブラ歩いてみました。
外国に来るとやはりパトカーの車種が気になります。イタリアは主にアルファ ロメオやフィアットが主流ですが、市内警察でしょうか、トヨタ「ヤリス」も見かけました。また、イタリアでシトロエンもなかなか新鮮でカワイイですね。
おそらく派出所か警察署の前だと思うのですが、おまわりさんたちのパトカーの停め方がなかなか雑ですね。イタリアではランボルギーニのパトカーが有名ですよね。私の住むドイツ・ミュンヘン市では、イベントなどに登場する「MINI」のパトカーがあり、可愛くて人気なんですよ。
イタリアで後ろから煽ってくる確率の高いクルマは?
イタリアの街角では、フィアット「パンダ」やランチア「イプシロン」をよく見かけます。自走でイタリアに行った際には、とくにこの2車種には後ろからぴったりとくっつけられるので、いつもドキドキの冷や汗ものです。イタリアはドイツよりも交通違反の罰金が高額なのですが、速度超過で走っている方々でとくに多いのもパンダやイプシロン! あくまで勝手な私感です。
速度制限は守っているつもりですが、うっかりとぼ~っとして走っていると少しオーバーしてしまい、思わずアクセルから右足を戻すことがあります。オービスがどこに隠れているか分かりませんので、私は自走で外国へ行く際はとても慎重に運転しているのですが、きっと地元の方々からしたら「ドイツナンバーのクルマがチンタラ走ってんじゃねーよ!」ってことでしょうね。
さて、イタリア人はあまり縦列駐車がお得意ではないのでしょうか、結構ガタガタですね。ドイツは結構どこでも綺麗に並んでいます。イタリアやフランス=激狭縦列駐車をイメージしますよね。実際、ギリギリに停めているクルマを一部見かけましたが、それ以外は思ったよりもかなり車間をとっていました。
「ヨーロッパでは縦列駐車はバンパーに当てて出すのが当たり前なんだよね」とおっしゃる日本の方が今もおられますが、ドイツはご法度ですのでドイツで縦列駐車をされる際はお気をつけてくださいね。