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なぜ松田次生選手の日産「180SX」がパイオニアブースに!?「カロッツェリア」の最新オーディオをインストールして90年代「ドンシャリ感」を再現!

松田次生選手は日産 180SXの車内では車両と同じ1990年代の音楽を聴くとのこと

OAMのカロッツェリアブースに展示されていた日産 180SX

西日本最大級のカスタマイズカーイベント「大阪オートメッセ2025(OAM)」が2025年2月7日(金)~9日(日)の3日間、インテックス大阪を会場に開催されました。出展社数が351社、展示されるカスタム車両は合計630台にものぼった中、カロッツェリアブランドで知られるパイオニアのブースには、松田次生選手の日産「180SX」が展示されていました。

松田次生選手の愛車で視聴も可能という大盤振る舞い

パイオニアのブースでは、カロッツェリアのナビやディスプレイオーディオ、スピーカーなどを装着した車両が展示され、実際に装着状態で視聴することが可能となっていた。

展示車両はトヨタ200系「ハイエース」と「RAV4」、そして日産「180SX」となっていたが、この180SXはレーシングドライバーである松田次生選手の愛車で、なんとこちらの車両での視聴も可能という大盤振る舞いだったのだ。

松田選手の180SXはもともと1DINタイプのナビゲーションとCDデッキが搭載されていたが、ナビは古くCDも入れ替えが必要ということで、Apple CarPlayが使えるディスプレイオーディオに交換することになり、それに合わせてスピーカーも最新のものにアップデートを実施している。

旧車でもハイクオリティなサウンドを楽しめる

ヘッドユニットに選ばれたディスプレイオーディオは、ワイヤレス接続でApple CarPlayやAndroid Autoを使用することができる2DINタイプの「DMH-SZ500」で、スピーカーはフロントに7年ぶりのフルモデルチェンジを果たした17cmセパレート2ウェイスピーカー「TS-C1740S」を、リアには1990年代車にもピッタリの置き型密閉式3ウェイスピーカーシステム「TS-X170」を搭載。

基本的にすべてのスピーカーはデッドニングなどをせずにポン付けとしているが、ヘッドユニット側のイコライザー設定によって、それまでのものとは比べ物にならない音響空間を実現した。

松田選手は180SXの車内では車両と同じ1990年代の音楽を聴くとのことで、イコライザー設定はカロッツェリアのスペシャリストによって1990年代らしいサウンドが映えるようにチューニングがなされており、当時の曲の特徴でもあった「ドンシャリ感」を感じられるように、あえてど真ん中から若干外した「外角高め」なセッティングにしているとのこと。

実際に聞いてみると、クリアな高音域だけでなく、ポン付けとは思えないほど低音もしっかり鳴っており、視聴した人からは「サブウーファー付きですか?」という声が出るほどだった。

またほかの視聴をした来場者は、S13型「シルビア」に乗っているといい、同じセッティングにするためにイコライザー設定を写真に収めるというシーンも見られたほどで、旧車でもハイクオリティなサウンドを楽しむことができるということに感動する人も少なくなかったようだ。

次はGT-Rでもオーディオチューン!?

今回、180SXのサウンドチューニングを担当したスタッフによると、180SXは2ドアということでフロントドアの容積が大きく、エンクロージャー効果が大きいのに加え、松田選手の愛車にはロールケージが装着されていることでボディ剛性が高まっていて、余計な振動などが発生しないことも、良い音が鳴っている要因ではないかと分析していた。

オーナーである松田選手も「愛車の中でも一番音がいいのが180SX」であると話し、スポーツカーらしいエンジンサウンドと1990年代ミュージックの両方が楽しめるとご満悦。

「GT-R」マニアとしても知られる松田選手だが、

「若いころはスピーカーなんて音が鳴ればいいと思っていましたけど、大人になると良い音を聞きながらドライブしたくなる気持ちが分かったので、ぜひGT-Rもやりたいですね」

と今後の展望についても語ってくれた。

近年では標準でディスプレイオーディオが備わり、ヘッドユニットを交換する機会が減ってしまってはいるが、スピーカーを交換するだけでも高品質なサウンドを楽しむことができるので、一度試してみるのもいいかもしれない。

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