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ポルシェ「RWB 997 GT3」やホンダ「NSX」が精巧すぎるミニカーに! OAM限定「イグニッションモデル」は即完売の大人気!!

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 長尾 循(NAGAO Jun)

  • 大阪オートメッセ2025に出展したイグニッションモデルのブース
  • イグニッションモデルのブースではこの春以降リリース予定の試作モデルや新製品も展示された
  • イグニッションモデルのブースではこの春以降リリース予定の試作モデルや新製品も展示された
  • 今回の限定販売モデルはシルバーのRWB 997 GT3とパールホワイトのホンダ NSX
  • イグニッションモデル RWB 997 GT3:40台で4万6500円(消費税込)とごく少数の限定販売
  • イグニッションモデル RWB 997 GT3:RWBのカリスマ・チューナー、中井 啓氏が愛用している同スケールのトランクも付く
  • イグニッションモデル ホンダ NSX:1/18スケールで、ディスプレイ用のアクリルケースショーが付属するスペシャルパッケージとなっている
  • レアな完売品のデッドストックやB級品の放出も見のがせない
  • イグニッションモデルがリバイバルさせたスーパーカー消しゴムのガチャガチャ
  • イグニッションモデル ホンダ NSX:販売台数は20台で価格は4万5500円(消費税込)
  • イグニッションモデル RWB 997 GT3:40台で4万6500円(消費税込)とごく少数の限定販売

カスタマイズの祭典「大阪オートメッセ」ではミニカーにも要注目

西日本最大級のクルマの祭典として多くのファンに親しまれている「大阪オートメッセ2025(OAM)が、2025年2月7日から9日にかけインテックス大阪で開催されました。会場内にはバラエティに富んだ実車の他、パーツメーカーからケミカル系、オートモビリアまで、さまざまな関連ブースが軒を連ねました。その中でもひとつの大きなコンテンツとなっているのがミニカー・メーカーのブースです。

カスタムカーを念入りに取材して再現

ここでご紹介するのは「イグニッションモデル(ignition model)」。模型産業が盛んな静岡の模型メーカー「ティーケー.カンパニー(TK. company, Ltd.)」が展開するミニカーのブランドだ。同社代表以下、クルマ好きスタッフを数多く抱えているだけに、ツボを押さえた車種選定と時流に沿った軽めのカスタマイズが施されたイグニッションモデルのミニカーは、ミニカー好きはもとより、実車ファンからも大きな支持を得ている。

ひと口にミニカーと言っても、年少者向けの廉価な玩具からクルマ好きミリオネアのために模型作家が手がけるワンオフものまで多岐にわたるが、イグニッションモデルのミニカーはレジン(樹脂)製のボディのプロポーションモデル。量産ミニカーに多く見られるドアやボンネットの開閉ギミックを廃し、クルマ好きのオトナ・コレクターをターゲットとしたラインアップが大きな特徴だ。最近のミニカーにはノーマル状態ではなくチューニングやカスタムが施された非ノーマル仕様で再現されているものも数多く見られるが、その新たな潮流を生み出したのが、このイグニッションモデルだ。

同社のモデルは実在するチューナーやショップのデモカー、個人オーナーの車両などを念入りに取材したうえで模型化されている。そのため「単にホイールを変えました」、「エアロパーツをつけました」といった安易なモデルではなく、カスタマイズされた内外装のディテールからタイヤのサイズ、絶妙な車高に至るまで、実車のイメージがそのままスケールダウンされている。そのリアルな佇まいは、写真で見ると実車と見まごうほどだ。

OAMの限定販売モデルはRWB 997 GT3とNSX

その高いリアリティから実車好きとの親和性も高く、同社は日本全国さまざまなクルマ系イベントにも積極的に出展している。そんな中、とくにコレクター筋が注目するのが、イベントごとにごく少数がリリースされる「イベント&オンライン限定販売モデル」の存在だ。

今回の限定販売モデルはシルバーの「RWB 997 GT3」とパールホワイトのホンダ「NSX」。いずれも1/18スケールで、ディスプレイ用のアクリルケースショーが付属するスペシャルパッケージとなっている。さらに997にはRWBのカリスマ・チューナー、中井 啓氏が愛用している同スケールのトランクも付くという遊び心も楽しい。

会場での販売台数はNSXが20台で価格は4万5500円(消費税込)、997が40台で4万6500円(消費税込)とごく少数だった。ほとんどの場合、イベント期間中に完売してしまうので悪しからず。

このほかにも同社ブースではこの春以降リリース予定の試作モデルや新製品も展示され、さらにレアな完売品のデッドストック、B級品、同社がリバイバルさせたスーパーカー消しゴムのガチャガチャまで、コアなコレクター以外にも注目のアイテムが目白押しで、つねに多くのファンで賑わっていた。

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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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