新たに30台の電動バスが納車予定
モビリティの部署の方によると、日々進化するテクノロジーを理解すべく、つねに世界中のさまざまなバス製造メーカーとコンタクトを取って情報交換やテストの機会を得ているとのことです。また、スムーズなバス運行を行うべく、交通監視システムの整備やバスレーンの整備なども、モビリティ改革には非常に重要なポイントとなります。
ミュンヘンは日本のような地震がほぼないので(過去には何度か体感するような地震があったそうですが……)、自然災害で停電することはどないと予想されます。そのような要因もあり、バスの全電動化を目指す目標を掲げられるのでしょうね。
ミュンヘン市内で電動バスが増えた印象がある一方で、実際にはまだディーゼルバスが大半を占めているようです。完全電動化を果たすまでの間はディーゼルハイブリッドバスが運行されており、その数は約300台。2008年からこのディーゼルハイブリッドバスが導入されているそうです。
現在はメルセデス・ベンツ、オランダのEbusco、ミュンヘンに本社を置くMANの3メーカーの電動バスが導入されていて、71台の電動バスが稼働中。2025年2月の第3週目には新たに30台の電動バスが納車されるそうです。電動の連結バスはまだ数が少ないようですが、見かけるとちょっと嬉しいですね。
ちなみにバスやトラックなどの大型車両を製造するMANは地元だけに、たまに開発車両が走っています。同じくシュトゥットガルトのメルセデス・ベンツ本社近辺でも、何度かカモフラージュ模様の開発車両のバスを見かけてめちゃくちゃテンションが上がりました。