クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • CLASSIC
  • 懐かしの「ヨタハチ」の60周年を祝うイベントツアーが九州からスタート!「トヨタスポーツ800還暦祭」で阿蘇神社に旧車が勢揃い
CLASSIC
share:

懐かしの「ヨタハチ」の60周年を祝うイベントツアーが九州からスタート!「トヨタスポーツ800還暦祭」で阿蘇神社に旧車が勢揃い

投稿日:

TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(ガスグラフィックス)

ヨタハチの還暦を祝うイベントを全国6カ所で開催

そんな「ヨタハチ」を愛するオーナー同士で作られたクラブ、「トヨタスポーツ800オーナーズ協議会」によるイベント。それが、「トヨタスポーツ800還暦祭」だ。このクラブは、2015年の50周年記念の際に、全国を統括する組織として正式に発足した。その際に、九州、兵庫、愛知、東京、福島、北海道の6カ所で記念イベントを実施。その5年後には55周年祭。そして2025年の60周年という大きな節目に合わせて、今回のイベントが企画されたのだ。

「還暦を祝うイベントとして、今回も全国6カ所での開催を実施します。還暦は59歳の時に60歳を祝うのが習わしなので、2024年10月に皮切りとして、熊本県阿蘇市にて九州地区からスタートしました。今年は奈良県、愛知県、東京都、福島県での開催が決定しており、北海道地区は現在日程と会場を調整中です。ヨタハチはクーラーが装備されていないので、暑い真夏を除いた時期のスケジュールになっています」

そう教えてくださったのは、同協議会の会長である杉山泰成さん。杉山さんご自身も、愛車を1972年から52年間も所有し続ける、生粋のヨタハチファンである。

みんなでツーリングの後は、阿蘇神社でご祈祷も

今回の九州イベントは、10月26日(土)に、オーナー同志の親睦会を兼ねた前夜祭が開催された。翌27日(日)は、熊本県阿蘇郡南小国町の瀬の本高原にある人気スポット「瀬の本レストハウス」に集合し、その後参加者全員で阿蘇神社に移動。ここで、阿蘇神社宮司によるヨタハチの長寿をご祈祷してもらい、その後、近隣の阿蘇門前町商店街内の特設会場に移動。ここでミーティング形式のイベントを実施するというスタイルだった。

集合からのツーリングという流れは、さまざまなオフ会でも計画されることが多いが、神社に赴いてご祈祷してもらうという試みは珍しい。しかも、この阿蘇神社の創立は孝霊天皇9年(紀元前282年)と伝えられており、約2300年もの歴史があり、全国各地に存在する阿蘇神社の総本社として知られる場所。

2016年4月に発生した熊本地震により、国の重要文化財の指定を受けているそれぞれの神殿、楼門、神幸門、還御門の6棟などが被災した。約8年近くもの時間をかけて各主要社殿の災害復旧が終えたタイミングでの参詣ということもあり、還暦を迎えるヨタハチとともに、とても記憶に残る祈祷となったことだろう。

阿蘇神社前の参道でミーティング

また、その後のミーティング会場となった阿蘇一宮門前町商店街は、阿蘇神社に対して平行に伸びる横参道という、全国的にも珍しい参道といわれている。この一角の駐車場を借り切ってヨタハチを展示。さらに参道を歩行者天国にして、ヨタハチ以外の参加車も整列。これにより、会場となった阿蘇一宮門前町商店街は参加者や一般来場者とともに大賑わい。ヨタハチの生誕60周年を祝う記念すべきイベントとして、ふさわしい幕開けとなった。

この生誕祭は、前述したように2025年4月20日の奈良県のまほろばミュージアム、5月18日に東京都のトヨタ東京自動車大学校、6月15日に愛知県のトヨタ博物館、10月19日に福島県のカローラ福島福島店、そして北海道(調整中)の5カ所での開催が決定している。各地ごとにイベントの趣きが変わるので、近くに住む方はぜひオーナーの皆さんと一緒に、現地にて還暦を迎えたヨタハチをお祝いしてみてはいかがだろうか。

12
すべて表示

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS