普段の通勤にも大活躍のマシンとは
1980年代のモータースポーツシーンで速さと強さを象徴したロスマンズカラー。その魅力をトヨタGX71型「マークII」でアレンジしたオーナーが、福岡仕様の街道レーサーとして仕上げました。安易にエアロパーツに頼らず、鋭いノーズとレーシングラインでインパクト抜群のマシンの、その完成度とは?
速さと強さを象徴するロスマンズカラーをアレンジ
かつてのモースポーツシーンにおいて、たばこメーカーのブランドカラーはおじさん世代にとって馴染み深いマシンとして記憶の中に残っている。白赤のマルボロ、黄色のキャメル、黒金のJPS(ジョン・プレイヤー・スペシャル)、青白のジタン、ほかにもラッキーストライク、キャビンなど、華やかカラーリングとブランドロゴを描いたマシンの姿はどれも印象的だった。
そんな当時の憧れを愛車にペイントして表現するオーナーは少なくない。今回紹介するトヨタGX71型「マークII」乗りの“旦那”さんは、勝利の歴史を彩った伝説のマシンとドライバーを誕生させたロスマンズカラーに注目。4輪界ならF1ルノーやグループCポルシェ、2輪界ではWGP(ロードレース世界選手権)の黄金時代を築いたロスマンズ・ホンダなど、そのカラーリングは1980年代のモータースポーツシーンにおいて速さと強さを象徴するものだった。“旦那”さんは、そのカラーリングをアレンジし、自らの愛車に描こうと思いついたわけだ。
福岡仕様の街道レーサーに変身
ベース車であるトヨタGX71型「マークII」は、街道レーサー仕様として製作。そのスタイルは、知る人ぞ知る福岡仕様を強く意識している。福岡仕様といえば、ロングノーズが鉄板スタイルだ。そして、フロントバンパーレスにスリット入りの日産S30型「フェアレディZ」用のオーバーフェンダーの装着も「らしさ」を引き出すポイントになる。
カラーリングはロスマンズカラーとして青と白にゴールドとレッドラインを組み合わせているが、通常のボディ全体を覆う形でデカール処理を施すのではなく、アレンジを加えて街道レーサーならではのレーシングラインを意識して製作。イナズマライン上にロスマンズの巨大ロゴを入れた大胆なアプローチもインパクトを高めている。
また安易にエアロパーツに頼ることなく、福岡仕様として何もつけないレス化スタイルを追求。鋭く尖ったノーズなど、ポイントを絞り込んで魅せる工夫はお見事だ。ロスマンズカラーという選択も、1980年代にモータースポーツを観て育った世代の誰もが注目するだろう。
加えて、ホイールは定番のSSRマークの1、2、3ではなく、テクノファントムというのが良い。このホイールを履かせることで、よりレーシーなスタイリングとなる。“旦那”さんはこのクルマを普段の通勤、送迎、買い物に使っているということだ。神戸の街中を走っているので、見かけたら「4649(ヨロシク)!」ということだった。
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