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レクサス「LBX」が「スピンドルグリルをぶっ壊した」理由とは?【レクサス・インターナショナル プロジェクトチーフデザイナー袴田浩昭氏:TOP interview】

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: 島崎七生人(SHIMAZAKI Naoto)

LBX MORIZO RRの顔に隠された機能美とは

AMW西山編集長(以下、AMW):ところで袴田さんは、標準の「LBX」と「LBX MORIZO RR」のどちらのお顔がお好きですか?

袴田:好みでいうとLBX MORIZO RRです。

島崎&AMW:ほほう。

袴田:標準車もスッキリしていて、ハイブリッドとして街乗りで広くお客様に好んで乗っていただけるデザインにしたつもりです。LBX MORIZO RRはそれよりは指向性があって……。

AMW:グリル的にはむしろレクサスになっていて……。

袴田:ああ、グリル的にはなっています。スピンドルグリルの枠をメッキで施すなどはせず、そこも主張しないようにしていますが。

AMW:見る人が見るとオッ! と。

袴田:なんだスピンドルに戻ったじゃんという方もいらっしゃいますけど、考え方はユニファイドスピンドルです。かなりギャッ! というデザインをしていますが、機能に裏付けられ、ただのスタイリングデザインじゃないんです。そういう機能に裏付けられた感という意味で、顔のデザインだけでなく全体のプロポーションで好きということですかね。ハイブリッドより幅もさらに15mm広がって、タイヤも太くなり、ローダウンもしています。そのスタンスのよさが、デザイナー的には「萌える」ポイントかな、と(笑)。

島崎:萌えるんですね(笑)。

AMW:LBX MORIZO RRは、白がすごく似合ってますよね。黒とのコントラストもちゃんとできていて。

島崎:コンペティティブな。

袴田:ハイブリッドに対してドアとか一緒ですが、ロッカーやホイールアーチをボディ色にして、形状に差はないのですが、視覚的にもローダウンして見えるようになっています。

島崎:なるほど。萌えるお話まで、どうもありがとうございました。

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  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)
  • 1958年生まれ。大学卒業後、編集制作会社を経てフリーランスに。クルマをメインに、写真、(カー)オーディオなど、趣味と仕事の境目のないスタンスをとりながら今日に。デザイン領域も関心の対象。それと3代目になる柴犬の飼育もライフワーク。AMWでは、幼少の頃から集めて、捨てられずにとっておいたカタログ(=古い家のときに蔵の床が抜けた)をご紹介する「カタログは語る」などを担当。日本ジャーナリスト協会会員、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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