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子供の頃に見たマツダ「サバンナRX-3」が忘れられず購入! 自宅にリフトも導入し各部のリセットもバッチリです

子供の頃に見たマツダ「サバンナRX-3」が忘れられず購入! 自宅にリフトも導入し各部のリセットもバッチリです

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 平田 勝(HIRATA Masaru)/奥村純一(OKUMURA Junichi)

  • マツダ サバンナRX-3 TSプライベーター仕様:室内をはじめとする各部のリセット作業も平山さんが実施
  • マツダ サバンナRX-3 TSプライベーター仕様:平山さんは家を建て替えるときにリフトを入れ、プライベートファクトリーを設けた
  • マツダ サバンナRX-3 TSプライベーター仕様:13Bエンジンや燃料系はオーナーの平山さんが自分でリセット
  • 箱車の祭典2024で走ったサバンナRX-3のTSプライベーター仕様
  • マツダ サバンナRX-3 TSプライベーター仕様:1975年に開催された富士グランドチャンピオンシリーズのプレートが付く
  • マツダ サバンナRX-3 TSプライベーター仕様:前後とも大迫力のオーバーフェンダーを装備
  • 親もマツダ好きだったというオーナーの平山雅幸さん
  • マツダ サバンナRX-3 TSプライベーター仕様:以前、JCCAクラシックカーフェスティバル 富士ジャンボリーに参加
  • マツダ サバンナRX-3 TSプライベーター仕様:足まわりもオーナーの平山さんが自分でリセットした
  • マツダ サバンナRX-3 TSプライベーター仕様:仲のいいクルマ仲間が見つけてくれた売り物のサバンナRX-3を12〜13年ぐらい前に購入
  • マツダ サバンナRX-3 TSプライベーター仕様:中嶋 悟さんや関谷正徳さんなども若い頃にロータリーエンジン搭載車で腕を磨いた
  • マツダ サバンナRX-3 TSプライベーター仕様:ワークスマシンのようなボディカラーの縛りがないので好きな色でペイント

プライベーターでも戦闘力の高いマシンを仕立てられた

日産「スカイライン」の連勝を止めたロータリーの名車、マツダ「サバンナRX-3」。軽量なボディに10A型2ローターエンジンを搭載したサバンナRX-3は、GTグレードの追加によりモータースポーツでの勝利が多くなりました。今回は箱車の祭典2024に参加した「サバンナRX-3 TSプライベーター仕様」を紹介します。

レジェンドドライバーもロータリー車で腕を磨いた

いま思うと、なんともうらやましい話だが、1970年代はマツダ公式指定の各スポーツコーナーからユーザーにチューニング用パーツが豊富に供給され、サーキットにおいてプライベーターなども大活躍した。プライベーターも戦闘力が高いマシンで上位カテゴリーのレースを楽しめるいい時代だったのだ。

特異な例だが、元F1レーサーで、現在Modulo Nakajima Racingの監督を務めている中嶋 悟さんや、ル・マン24時間レース・ウィナーの関谷正徳さんなども、若い頃はロータリーエンジン搭載車で腕を磨き、その後、モータースポーツ・フィールドでの飛躍的なステップアップを果たしている。

オーナーの平山雅幸さん(取材時61歳)が箱車の祭典2024でドライブした「サバンナRX-3」は、まさにTSプライベーター仕様で、ワークスマシンのようなボディカラー縛りがないので好きな色でペイントしたのだという。

「このサバンナRX-3を買ったのは、12〜13年ぐらい前のことです。じつは子どもの頃に富士スピードウェイでオーバーフェンダーが付いたサバンナRX-3を観ていたんですよ。親がマツダ好きで、我が家のファミリーカーはコスモやルーチェでした。それらのクルマでお世話になっていたマツダの営業所でレース用のサバンナRX-3をメンテナンスしていたので、そちらにもよく見に行っていました。おそらく、富士250kmレースを走っていたクルマだったのだと思います」

サバンナRX-3や日産B110型「サニー」が出走していたマイナーツーリングカーレースが好きで、大人になったら自分もサバンナRX-3に乗ってみたいと思っていた平山さんが、時を経て、仲のいいクルマ仲間が見つけてくれた売り物のサバンナRX-3を購入。13Bエンジン、足まわり、燃料系、室内をはじめとする各部を自分でリセットしたそうだ。

「自宅にサバンナRX-3を持ち上げて整備するためのリフトを入れてしまいました。購入後、しばらくの間はジャッキアップして作業していましたが、やはり大変だったので、家を建て替えるときにリフトを入れ、プライベートファクトリーを設けました。それで作業性がグーンとアップし、かなり順調に各部のリセットが進みました」

以前、JCCAクラシックカーフェスティバル 富士ジャンボリーに参加しており、袖ヶ浦フォレストレースウェイも走っているとのことだった。

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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