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彼女のタケオカ「ミリュー」は1人乗りEV! 娘はピアジオ「アペ」乗り…家族揃って原付きカーで人生を楽しんでいます!【マイクロカー図鑑】

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 近藤浩之(KONDO Hiroyuki)

  • タケオカ ミリュー:当時カフェを経営していたため、塗装屋さんにオーダーしてカフェオレをイメージしたボディカラーにしてもらった
  • タケオカ ミリュー:買った当初のボディカラーはグリーンだったそうだ
  • タケオカ ミリュー:48Vのバッテリーとモーターを積んだEV
  • タケオカ ミリュー:充電用のコンセント
  • タケオカ ミリュー:ドアミラーを赤くしているのもかわいいカスタム
  • タケオカ ミリュー:10インチのホイールとタイヤを履く
  • タケオカ ミリュー:ボディ側面に入るミリューのロゴもお洒落
  • タケオカ ミリュー:リアのスクリーンを開いて荷室にアクセスできる
  • タケオカ ミリュー:ステアリングはかわいくアレンジしている
  • タケオカ ミリュー:EVなのでバッテリーケージも装着されている
  • タケオカ ミリュー:今でも遊びグルマとして近所を走り回って楽しんでいるそうだ
  • タケオカ ミリュー:シートの後ろには荷室がある
  • タケオカ ミリュー:原付カー「アビーキャロット」と共通のボディに、50ccエンジンに替えてモーターとバッテリーを搭載したもの
  • タケオカ ミリュー:今でもカフェオレ色のボディには「NATURAL CAFE そら」というロゴをそのまま残してある
  • タケオカ ミリュー:当時カフェを経営していたため、塗装屋さんにオーダーしてカフェオレをイメージしたボディカラーにしてもらった

かつてカフェの看板として愛されていた原付カー

自社のロゴが入ったトラックや宅配便のデリバリーバンなど、所属する組織のコーポレートカラーをまとった「はたらくクルマ」は、「走る広告塔」としての意味合いも持っています。それは個人商店でも同様で、気の利いたカラーリングやお洒落なグラフィックで仕上げられた営業車を見ると、なんとなくそのお店が気になってしまうという経験は、クルマ好きならずとも思い当たる節があるのでは? 今回ご紹介するのは、かつて喫茶店の看板的存在として親しまれていた原付カーです。

アビーキャロットのボディにモーターとバッテリーを搭載した1人乗りEV

移動機器車両の設計・製造販売を生業とする富山県のタケオカ自動車工芸。同社は1981年に車いすユーザーが車いすごと乗車できる専用車両「BUBUシャトル」を光岡自動車と共同で開発し、原付カー・メーカーとしての第一歩を踏み出している。その後もさまざまなモデルを生み出しつつ、タケオカは今なお日本を代表する原付カー・メーカーとして盛業だ。

そんなタケオカが1999年にリリースした1人乗り電気自動車(BEV)が「ミリュー」である。これは同社の原付カー「アビーキャロット」と共通のボディに、50ccエンジンに替えてモーターとバッテリーを搭載したもので、北陸電力との共同開発によって製造・販売されたモデルだ。

カフェオレをイメージしてリペイント

ここでご紹介するのは、そのタケオカ ミリュー。

「以前から娘がアペ50に乗っていて、小さな原付カーは楽しそうだなと思っていたのが購入の動機です」

と語ってくれたのはオーナーの小川貴子さん。ちなみに「アペ」とはスクーターの「ベスパ」で知られるイタリアのピアジオ社からリリースされていた1人乗りの3輪トラック/バン。「ベスパカー」という別名でも知られている。原付カー趣味では娘さんの方が先輩というわけだ。

「このミリューを手に入れたのは2年ほど前のことです。その時はまだカフェを経営していたので、塗装屋さんにオーダーしてカフェオレをイメージしたボディカラーにしてもらい、カフェのロゴも入れてみました」

ちなみに買った当初のボディカラーはグリーンだったそうだ。

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