魅力的な走りとカスタムに挑戦
スポーツカーのMT車に憧れて9年前、日産S15型「シルビア スペックR」を購入した“ぼんすけ”さん。最初は見た目重視のカスタムからスタートするも、サーキット走行に目覚めて走行性能をアップするチューニングへ。そんなオーナーがいま気になっているパーツは……?
スポーツカーのMT車に憧れて購入
2000年式の日産S15型「シルビア スペックR」をほぼノーマルの状態で手に入れ、使用状況に合わせてカスタムを施してきたオーナーの“ぼんすけ”さん。9年前に周囲の影響で「スポーツカーのMTに乗りたい」と思いシルビアを選んだが、当初はクルマの知識がほとんどなかったという。
「MTの仕組みも分からず、ターボが何かさえ全然理解していませんでした。でも、車高の低さや安心感のあるハンドリングなど、実際に乗るうちに感じるものがあって、次第に“楽しいな”と思えるようになったんです。最初はスポーツカーらしい見た目にしたいのと、ブラックブルーマシニングがすごく綺麗だと思い、ウェッズのホイールを選びました」
サーキット走行体験で走りに目覚める
購入後はホイールを皮切りに、ヘッドライト、ユーロテール、ボンネット、ボーダーレーシング製エアロパーツ、エアクリーナーなどをドレスアップ感覚でカスタムしてきた。しかし、ある出来事がきっかけで走りに目覚めることとなった。
「購入してから8年ほどは、壊したくないし、サーキット走行もするつもりはありませんでした。ドリフトなんて自分には無理だと思っていたんです。当時はグリップ走行というものさえ知らなかったんです。しかし、2023年にシルビアではない別のクルマで富士スピードウェイの本コースを走らせてもらう機会があり、そこですごく楽しいと感じました。シルビアでもサーキットで走らせるには、見た目だけでなく、やはり足まわりが大切だと思い、いろいろと情報を集めて回ったんです」
走りをより楽しめるようになった
サーキット走行に目覚めた“ぼんすけ”さんは、まずブレーキパッドとフルードを交換し、劣化していたショックを一新するために車高調をセット。その状態で日光サーキットや本庄サーキットなどに通いはじめた。当初はサーキットでの走り方がまったく分からなかったそうだが、毎回少しずつ走り方を変えて試し、その走りの変化を楽しめるようになったという。今後のカスタムについては、見た目と走行性能の両方にこだわりたいと考えているようだ。
「ブレーキローターが大きくて、キャリパーが見えているのがすごくかっこいいなと思います。ホイールを大きくしたのに、ローターは純正のままだと小さく見えてしまうんですよね。でも、ブレーキって何十万円もするので、簡単に交換するわけにはいかないんですけど、いろいろ調べながら挑戦してみたいです。現在は公道が8割、サーキットが2割くらいなので、今後も公道で不便を感じないようにしていきたいですね」
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