SF90ストラダーレの究極カスタマイズ
フェラーリやランボルギーニ、ロールス・ロイス、マセラティといった世界のスペシャルなクルマをベースに、さらにスペシャルな存在へと昇華させるカスタマイズを行う「ノビテック」。最新のエンジンと電動パワーを併せ持つフェラーリ「SF90ストラダーレ」も、彼らの手にかかるとすごいマシンに生まれ変わりました。
最高出力1033馬力を実現
大阪オートメッセ2025(OAM)でノビテックは、3台のフェラーリを展示した。どのフェラーリもノビテック製のエアパーツやエキゾーストキットを装着するなど、魅力的なマシンに仕上がっている。
フェラーリ「SF90ストラダーレ」は、最高出力780psを発揮する4000ccのV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、フェラーリ初のPHEVモデルとして3基の電気モーターも搭載して合計220psを発揮する。トータル最高出力は1000psを発揮する次世代ハイパフォーマンスカーだ
ノビテックが手がけた「ノビテック フェラーリ SF90ストラダーレ」は、フラップ付きリアマフラー、キャタリプレイスメントパイプシステム、カーボンテールパイプ、ノビテック テクトニクス/スイッチトロニックなどを用いて、システム合計の最高出力を1033psに引き上げ、最大トルクも858Nmと高めている。
引き締まったボディと圧倒的なパフォーマンス
ボディサイズは全長4710mm×全幅1972mm×全高1186mmとノーマルと変わらないが、エクステリアのフロントスポイラー、サイドスカート、リアスポイラー、リアディフューザーをはじめ、ミラー、エンジンベイカバー、フロントフェンダーなど多くの部分をカーボン製に入れ替えている。ノビテックのエアロパーツは風洞試験を用いて、最適な空力と製品の品質を高めるテストも行われており、その精度や装着されたパーツの美しさが際立っている。
足元はピレリP-ZERO、ホイールはNF10 ZV LOOK FORGEDがマシンを支える。さらにブラックホイールの奥に見える、イエローの巨大なブレーキキャリパーとカーボンブレーキローターの存在感が際立つ。これほどの巨大なブレーキシステムを組まないと、安全に止まれないほどの圧倒的なパワーを有している証拠だろう。
程よくローダウンされた車高と大経ホイール、引き締まったエアロとボディラインが、SF90ストラダーレのカッコよさを何倍にも際立たせている。
ノビテック製パーツを組み込んだコンプリートカーの「N-LARGO」シリーズではないが、その分パーツを組み込み、唯一無二の仕様となっている。ノーマルのSF90も魅力的だが、カスタマイズされたSF90もさらなる魅力があふれ出ていた。