1126馬力を発揮するR35 GT-Rを展示
さまざまなジャンルの車種や、特定のチューニングに精通するプロフェッショナルなショップが加盟するチューニングショップが集う連合体「CLUB RH9」。その加盟会社のひとつである神戸市を拠点に活動する「エンドレス」の、注目すべき4台のデモカーを紹介します。
ATの86をベースに363馬力へチューン
大阪オートメッセ2025(OAM)に出展したエンドレスが持ち込んだ車両のなかでもユニークな1台が、「エンドレス86AT S/C」にほかならない。ベース車両はZN6型のトヨタ「86」、しかもAT車両でHKSのスーパーチャージャー&オリジナルコンビューターの組み合わせにより、363psを実現した。オリジナルの車高調を採用することで、ストリートからサーキットまで楽しいマシンに仕上がっている。
また同社のブースではZN8型のトヨタ「GR86」をベースにした仕様の異なる2台も展示。
「エンドレスGR86 TURBO」は文字どおり、トラスト製ターボキットとオリジナルコンピューターの組み合わせにより、383psのハイパワーを実現したモデルで、強烈な加速性能を発揮する。
もう一方の「エンドレスGR86 S/C」はHKS製スーパーチャージャーをインストールすることにより、366psを実現したモデルで、トルクフルで扱いやすい仕上がりとなっていることから、乗り手を選ばないマシンに仕上がっているようだ。
そのほか、R35型日産「GT-R」をベースに開発した「エンドレスR35 MY17 4号機」を展示。こちらはHKSのターボシステムはもちろんのこと、ピストン、コンロッド、クランクシャフト、カムシャフトなどエンジン本体もHKSのパーツをインストールした本格的マシンで、1126psを発揮するモンスターマシンだ。事実、同モデルはセントラルサーキットで1分17秒028をマークするなど、脅威のパフォーマンスを発揮する。
これら4台の車両のほか、HKS/トラストのパーツが展示販売されていることから、エンドレスのブースはチューニングに興味のあるギャラリーで賑わっていた。