ピットロードMが手がけたデモカーを紹介
さまざまなジャンルの車種や、特定のチューニングに精通するプロフェッショナルなショップが加盟するチューニングショップが集う連合体「CLUB RH9」。その加盟会社のひとつとして姫路市を拠点に活動する「ピットロードM」の、注目すべき4台のデモカーを紹介します。
さらなる進化に目が離せない!
まず、注目を集めていたのが「ピットロードM ZC33SスイフトスポーツR」で、HKSのタービンキットとコールドインテークKIT、ブローオフバルブ、オリジナルECUを組み合わせることで224psの高出力を実現。足まわりもHKSのダンパー&スプリング、ブレーキもD2のキャリパーで煮詰められており、内外装ともにスポーティなスタイリングに仕上げるなど、まさにチューニングのお手本となるような1台だ。
続いて「ピットロードM ブルース森下謙信公ZR34R」もユニークな1台。ECUとマフラー、足まわり……といったように、チューニングの基本に注力。それでも520psを発揮することから、街乗りをメインにしながらもサーキットでも楽しめる1台だと言えるだろう。
そのほか、「ピットロードM BRZ ZD8R」も無視できないマシンで、エンジンはノーマルながらオリジナルのECUを採用。さらにATSのLSDおよびクラッチ、ピットロード&D2オリジナルの車高調を組み合わせることにより、サーキット走行で好タイムをマークしているようだ。
事実、同モデルは筑波サーキットで1分4秒台をマーク。トラストのステアリングも同モデルのポイントで、レーシングカーのような雰囲気だ。ピットロードMが手がけたBRZはライトチューニングながらバランスの良い仕上がりで、今後は過給機を搭載する予定となっているだけに、さらなる進化を果たすに違いない。
もちろん、本格的なチューニングを施したモンスターマシン、「ピットロードM湾岸ブルース森下謙信公35GT-R」も登場。エンジン本体はノーマルながら、オリジナルコンピューターを採用することで、最大1.6kgのブーストを実現、気持ちの良い加速フィールを見せるマシンとなっている。
そのパフォーマンスは極めて高く、ゼロヨン競技で10秒4の好タイムをマークし、2020年および2021年のSUPER DRAG FESTIVALで優勝。さらに、足まわりもピットロードMおよびアラゴスタの車高調を採用していることから、サーキットでも好タイムを叩き出しており、鈴鹿サーキットでも2分10秒4をマークしている。
これら4台のモデルに加えて、サスペンション&ダンパーやクラッチ、マフラーなどさまざまなアイテムが展示販売された。そんなピットロードMのブースは賑やかな雰囲気で、多くのギャラリーが訪れていた。