文字どおり「未来感覚のキャビンスクーター」だった
当時のカタログには「未来感覚のキャビンスクーター」と謳われているライム。自動車と同じ丸ハンドルで、ウェッジシェイプのボディをまとった3ホイーラー。カタログの謳い文句にたがわず他の原付カーとは一線を画すデザインは、英国の3ホイーラー、「ボンド・バグ」を連想させる。
ちなみに本山さんのライムに装着されているリアのオーバーフェンダーは当時の純正オプションだが、これを装着した個体はごく少数とのこと。ワイド化されたボディに合わせ、ホイールはホンダ「ジャイロ」用の太い6インチが履かされている。また、ライムはノーマルの状態ではドアを持たず、オプションパーツが用意されていたが、本山さんのライムにはアクリル板を加工した自作のドアが装着されている。
このようにプラモデル感覚で自由にカスタマイズが楽しめるのも、車検不要の原付カーだからこそ。
「今でもちょくちょくツーリングなどに出かけます」
という本山さんとBUBUライムとの二人三脚は、これからも末長く続くことだろう。
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