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ミーハーな気持ちで購入して37年…アバルト「131ラリー」沼にどっぷりはまってワークスカラーにお色直し! いまでは210馬力仕様に

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TEXT: 奥村純一(OKUMURA Junichi)  PHOTO: 奥村純一(OKUMURA Junichi)

  • 2024年はフィアット 131 ミラフィオーリがデビューして50周年。それを祝福しに7人のオーナーと6台のフィアット 131 アバルト ラリーがナリタモーターランドへと集まった
  • フィアット 131 アバルト ラリー:フィアットのイメージカラーで1980年に3度目のWRCタイトルを獲得したワークスカラーを模した奥野さんの愛車
  • フィアット 131 アバルト ラリー:カンパニョーロのホイールに、フロントは195/50サイズのポテンザRE71RSを履いている
  • フィアット 131 アバルト ラリー:イメージカラーに包まれたボディに、フィアットのモータースポーツの歴史でもある月桂樹が手書きされたフードがコンペティショナルな雰囲気を演出
  • フィアット 131 アバルト ラリー:J-CRAFTの手によりエンジン完成時にはダイナモで210bphを確認した。インジェクション仕様のワークスカーにも匹敵するパワーだ
  • フィアット 131 アバルト ラリー:デュアルとなった出口からは心地よいサウンドがあふれる。4000rpmからのパワー感が気持ち良いそうだ
  • フィアット 131 アバルト ラリー:ワークス参戦時の当時の資料から、計器やヒューズボックスの位置までも完璧に再現されているインパネ
  • フィアット 131 アバルト ラリー:ワークス参戦時の当時の資料から、計器やヒューズボックスの位置までも完璧に再現されているインパネ
  • フィアット 131 アバルト ラリー:フロアトンネルにあるレバーは前後輪のブレーキ配分をコントロールするプロポーショニングバルブ。こちらは大まかな調整をする
  • フィアット 131 アバルト ラリー:インパネ下にある微調整用のプロポーショニングバルブ。こちらはシビアに前後輪のブレーキ配分をコントロールする
  • フィアット 131 アバルト ラリー:英国系のラリーチームの定番だというSinn製のラリータイマー
  • フィアット 131 アバルト ラリー:ワークスカーはシングルが2個装着されているハルダ製のトリップメーター。こちらももちろん再現している
  • フィアット 131 アバルト ラリー:しっかりと踏ん張れるようにパッセンジャーシートの足元には大型のフットレストが装着されている
  • ナリタスポーツランドを疾走する奥野さんと、1980年のWRCチャンピオンカラーのフィアット 131 アバルト ラリー
  • ナリタスポーツランドを疾走する奥野さんと、1980年のWRCチャンピオンカラーのフィアット 131 アバルト ラリー
  • 集まった6台のフィアット 131 アバルト ラリー。それぞれの個体の違いにオーナーたちの話は尽きないようだった
  • ナリタスポーツランドを疾走する奥野さんと、1980年のWRCチャンピオンカラーのフィアット 131 アバルト ラリー
  • フィアット 131 アバルト ラリーを37年楽しむ奥野 優さん、2026年には、さらに多くの仲間たちと131ラリーの生誕50周年を祝いたいと語ってくれた
  • 2024年はフィアット 131 ミラフィオーリがデビューして50周年。6台のフィアット 131 アバルト ラリーがそれを祝福しにナリタモーターランドへと集まった

6台のアバルト 131ラリーがフィアット 131の50周年を祝福

千葉県にあるナリタ・モーターランドで年間4戦が開催されている、タイムアタック形式の走行会「アバルトカップ」。2024年の最終戦では、フィアット「131 ミラフィオーリ」の生誕50周年を祝おうと「131 アバルト ラリー」が6台も集まりました。それぞれ個性的な中から、世界ラリー選手権(WRC)で3回の総合優勝を獲得した1980年のフィアット・カラーリングを再現している奥野 優さんに話を聞いてみました。

トヨタ カローラのラリー仕様に興味を持ち、買ったのはなぜかフィアット 131

免許取得時、クルマにはあまり興味がなかったという奥野さんだが、父親の日産「バイオレット」で運転の練習に向かった碓氷峠の手前にあった「キャロッセ」というラリーショップで、競技仕様にモディファイされた2TG搭載のトヨタ「カローラ」に興味を持ったそうだ。しかし、選んだクルマはフィアット「131 ミラフィオーリ」。

「4ドアセダンでツインカムエンジンという同じパッケージ。左ハンドルに戸惑いがありましたが、少しミーハーな性格というのもあり、それで購入しました」

フィアット 131を調べていくうちに、自動車雑誌で「131 アバルト ラリー」の存在を知り、手に入れたいという思いが湧くなか、たまたま仕事で赴任していた神戸で131ラリーの話が舞い込んでくる。

「当時の通信手段といえば電話と手紙の時代で、現地からの手紙と写真を頼りに購入を決めて手付け金も払いましたが、イタリアの自動車クラブから日本への流出はNGとオーナーにお達しが出たようで、その話はキャンセルになりました」

しばらくして別のルートから131ラリーの販売車両があるという情報が届き、現車確認もそこそこに即購入を決める。

現在も愛車となっている131ラリーが日本へ上陸したのは今から37年前のこと。

「当時10年落ちの中古車ですから、あちこち傷んでいまして。資料を求め青山の洋書屋さんに行っても、ラリーのものはほとんどありませんし、ましてや部品はさらに困りました」

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