ターコイズブルーメタリックが映えるビュート ストーリーに試乗
カーライフエッセイスト吉田由美の「なんちゃってセレブなカーライフR」。今回は、光岡「ビュート ストーリー」に試乗しました。クラシックなデザインと最新のハイブリッド技術を融合させたモデルで、日常でも気軽に楽しめる魅力的なクルマとなっています。
空前の旧車ブーム到来!?
旧車、クラシックカー、ヒストリックカー、ノスタルジックカー、ヴィンテージカーなどなど、昔のクルマの呼び名はいろいろあるけど、この手のイベントはどこも大盛況。クルマ好き世代が大人になって、子どものころに憧れていたクルマや思い出のクルマたちが自分たちの成長とともに長い年月を経て懐かしい存在になっていることもあるけれど、イベント会場に行ってみると意外や意外。どこも若者が多くて、びっくりしちゃうわ。どうやら、この旧車ブームを引っ張っているのは、この若者たちみたい。
たしかに、その姿はどれもどこか懐かしいレトロスタイルね。……というか、これはリアルレトロなんだけど、今よりずっと小さなサイズで、今にはないアナログ感が魅力よね~。しかし、実際に人気の旧車は価格が高騰していたり、年代物であれば壊れたり、壊れても部品がなかったりと、なかなかハードルが高いのが現実。
そんなレトロなスタイルを持ちながら、気軽に日常使いできるクルマがあれば……。そんな願いを叶えるのが光岡自動車よ。私が今回試乗したのは、まさにレトロ可愛い「ビュート ストーリー」。
ハイブリッドに進化したビュート ストーリー
やっぱりインパクトがあるのは、英国のクラシックカーを彷彿させるクラシカルでエレガントなフォルムね。そしてフロントフェイス。丸目のヘッドライトに大きなハート型のフロントグリル。ボンネットもややハート形、ボンネットを開けたときのエンジンルームも逆ハート形(に見えなくもない)デザインで、とってもキュートなの。そしてボディカラー! 私が試乗した華やかなターコイズブルーメタリックが、このスタイリングを際立たせているわ~。
インテリアは、ボディカラーと同色のブルーがインパネやドア内側部分、シートにあしらわれているわ。シートには白のパイピングが施されていて、この可愛さに完全にノックアウトですわ~(笑)。
じつはこのビュート ストーリー、以前は日産「マーチ」がベースだったけれど、新型はトヨタ「ヤリス」にベース車両が変更されて、「ビュート」から「ビュート ストーリー」に名前も変わったのよ。というわけで、ビュートもいよいよハイブリッドに進化したわ。試乗車は1.5Lのガソリンエンジンモデルの2WD。ベース車両が変更になったことで、最新の先進安全装備も標準装備されていて、これも密かにうれしいポイント。
最新技術とレトロ可愛いデザインが融合
シートに乗り込むと、ポップなカラーのインテリアがテンションを上げてくれるわっ。発進加速はスムーズで静かなモーターが活躍してくれるわよ。モーターからエンジンに切り替わる時もそれほど気にならないわね。ボディサイズは全長4090mm×全幅1695mm×全高1495mmとヤリスよりひと回り全長と全高が大きくなっているけど、このぐらいのサイズなら取り回しに影響はないわ。
それより、魅力的なエクステリアデザインやユニークなボディカラーを手に入れられることのほうが効果が高い気がするわ~。なによりこのレトロなデザインと最新のクルマという最強タッグは、故障や壊れるリスクが少なくなるから、安心してレトロ可愛い世界を楽しめるわね。