レクサスのコアモデル「RX」が走りの質感を向上
累計約400万台を販売したレクサスのグローバルコアモデルである「RX」が、2025年2月28日に一部改良を行いました。今回の改良では、内外装の変更に加えて、「Always On」(レクサスが大切にする、つねにクルマを改善し続け、商品のたゆまぬ進化を追求していくという考え方)の思想のもと、RXの特徴として大切にしてきた高い静粛性をより進化させるとともに、さらに質感の高い走りを実現させているのが特徴です。
各グレードで異なる改良を実施し商品性を向上
2025年2月28日、ミドルサイズSUVのレクサス「RX」が一部改良を行った。1998年に初代モデルが登場したRXは2024年12月末の時点で約95の国と地域で累計約400万台を販売したレクサスのグローバルコアモデルとなっている。
また、2021年11年に現行モデルの販売以降、グローバル累計でのRXの電動車比率は50%を超え、ユーザーのニーズや市場環境に応じた電動車の普及を通じて、CO2排出量の削減に貢献している。
今回の一部改良では、内外装の変更に加えて、「Always On」(レクサスが大切にする、常にクルマを改善し続け、商品のたゆまぬ進化を追求していくという考え方)の思想のもと、レクサスRXの特徴として大切にしてきた高い静粛性をより進化させるとともに、さらに質感の高い走りを実現させている。
まず静粛性の向上では、フロント部分のダッシュインナーサイレンサーの目付量アップ、インストルメントパネルへの吸音材追加を実施し、エンジンノイズを低減。さらに、リアドアガラスへのアコースティックガラス採用をはじめ、リアボディまわりへの制振材・吸音材の追加により、リアシートまわりの騒音を低減し、心地良い静粛感を提供する。
静粛性と走行性能がさらに向上
また、「RX500h」では、エンジン制御を見直すことで、エンジンノイズを低減。加えて、車両の走行状態に応じた走行サウンドにより快適なドライブ空間を演出するASC(アクティブサウンドコントロール)のチューニングを刷新している。
走行性能の向上では、ショックアブソーバーの減衰力をはじめ、AVS制御定数、EPS制御定数などシャシーセッティングの最適化により、車両の上下挙動を低減。これにより、フラット感のある上質な乗り心地、操縦安定性を実現している。
またドライバビリティの改良として、RX500hでは駆動力特性を変更。低開度域では、アクセルコントロール性を高め、踏み増し時はパラレルハイブリッドシステムの持つパワフルでレスポンスの良い加速感を実現しつつ、減速度の初期応答性を高めることで車両コントロールのしやすさを向上させている。
PHEVの「RX450h+」やHEVの「RX350h」では、アクセル開度に対する駆動力特性の出し方を変更し、レスポンスおよびコントロール性を高めることで、ドライバーの操作に対して車両が素直に応える乗り味を追求している。
ダイナミックリアステアリング(DRS)の設定をRX500hだけでなく、RX450h+とRX350hのAWD車にも拡大。低速での取り回しのしやしさと高速での安心感を実現している。さらにスポーツモード選択時には、同相転舵領域を中速にまで拡大することで、旋回時の応答性を向上させている。