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新時代のポップなEVフィアット「グランデパンダ」が若者のクルマ離れを解消する!? シトロエン「e-C3」と中身が一緒で二度びっくり!【みどり独乙通信】

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TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: Stellantis N.V.

  • フィアット グランデパンダ:最大航続距離は320km(WLTP複合モード)となる
  • フィアット グランデパンダ:フロントにはACリトラクタブルケーブルを装備する
  • フィアット グランデパンダ:ピクセルLEDランプを採用
  • フィアット グランデパンダ:リアに「CIAO!」の文字が配される
  • フィアット グランデパンダ:インテリア環境に配慮した素材を採用
  • フィアット グランデパンダ:EV版は容量44kWhのバッテリーを搭載する
  • フィアット グランデパンダ:ボディサイズは全長3990mm×全幅1760mm×全高1570mm
  • フィアット グランデパンダ:エクステリアは初代パンダから着想を得ている

新時代を象徴するEVをチェック

春の訪れを感じる中、ドイツ・ミュンヘン在宅の池ノ内みどりさんはミュンヘンで見たかったフィアット「グランデパンダ」とシトロエン「e-C3」を求めてディーラーに足を運びました。気になる新型車のデザインや、その驚きの共通点、また若者のクルマ離れを解消するかもしれないポップなEV(電気自動車)の魅力を紹介します。

春の訪れとともにディーラーにGO

ドイツでも三寒四温という言葉どおり、暖かくなったと思ったら寒さが戻るというサイクルで目まぐるしい日々が続いていますが、近所の公園ではクロッカスやスノードロップが咲き始め、春の訪れがもうすぐそこまで来ているのを感じます。私は鈍感なのか花粉症に悩まされることはなく、愛車のBMW「M240i xDriveカブリオレ」で春の日差しを浴びながらのドライブもまったく問題ありません。ただ、クルマの内外が埃と花粉でまみれるのが難点です。

さて、先日気になるシトロエン「e-C3」を見たくて、ミュンヘン市内のディーラーに足を運びました。じつはこのお店に伺った理由は、「e-C3」以外にもどうしても見たかったもう1台のクルマを取り扱っているからです。それは、フィアット新型「グランデパンダ」でした。ADAC(ドイツ自動車連盟)の新車レポートで、その斬新なデザイン性に引かれ、実車を見てみたくなりました。

ADACのレポート発表から1カ月以上が経過していたため、「そろそろ店頭に並んでいるかな?」と思いきや、残念ながら実車はまだ入庫していませんでした。それでも店頭には在庫車やアバルトの車両が展示されており、じっくり見ることができました。ところで、自動車販売店やディーラーにひとりで行くのはなかなか勇気がいりますよね。とくに初めての店舗だと敷居が高く感じられますが、今回は思い切って訪れてみました。

今までドイツ国内の自動車販売店や直営の正規ディーラーに何度か足を運んだことがありますが、対応はフレンドリーなこともあれば、逆に少し小馬鹿にされているように感じることもありました。しかし、今回訪れたシトロエンやフィアットを取り扱うステランティスグループのディーラーは、スタッフ全員が非常にフレンドリー。話が楽しく、つい「この人たちならクルマを買いたいな」と思わせてくれる方々ばかりだったのです。

グランデパンダとe-C3の驚きの共通点とは

フィアットの担当者とお話をしていたときに、

「試乗車はまだ入庫していませんが、デザインが一気に魅力的になったことで、若いお客様からの問い合わせは増えているんですよ」

とのこと。私はこのフィアット販売フロアに伺う前に、シトロエンを訪れてe-C3の資料をいただいてきたことを話すと、衝撃のひと言を教えてくださいました。それは……

「e-C3とグランデパンダのテクニカルな部分は全部同じですよ」

大きさが似ているな~と思っていましたが、まさか同じプラットフォームを使っているとは。OEM生産はよくあることですが、私が興味を持ったクルマの実車を見る前にそれを知るとは驚きでした。

グランデパンダはハイブリッドとEV(電気自動車)の2種類があり、ハイブリッド車の基本価格は1万8990ユーロ(約310万円)から、EVは2万4990ユーロ(約405万円)からだそうです。その前に見たガソリン車のe-C3と価格差はあまりありません。グランデパンダのEVの航続距離は約320kmなので、航続距離が気になる方にはハイブリッドバージョンも選択肢としていいかもしれません。

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