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21歳大学生のスズキ「カプチーノ」は父親の納屋物件だった! 1年かけて親子で直して路上復帰…初めてのサーキット走行にチャレンジ

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TEXT: 奥村純一(OKUMURA Junichi)  PHOTO: 奥村純一(OKUMURA Junichi)

  • 大学生の“海”さんの愛車はスズキ カプチーノ。普段は峠道を走るのが好きだということから大径のIPF製補助灯を装着
  • 大学生の“海”さんの愛車はスズキ カプチーノ。自分の生まれる前に父親が乗っていたというクルマを父子で直して公道復帰させたという
  • 大学生の“海”さんの愛車はスズキ カプチーノ。普段は峠道を走るのが好きだということから大径のIPF製補助灯を装着
  • スズキ カプチーノ:キッズスポーツのホイールにはナンカンNS2Rタイヤを合わせている。マッドフラップは“海”さんのお手製だそうだ
  • スズキ カプチーノ:ペイントには傷みもあるが、走りに支障はないので、とりあえずこのままで機能優先でさらにリフレッシュしていきたいそうだ
  • スズキ カプチーノ:30mmのスペーサーで体格にフィットさせたディープコーンのステアリングはノーブランドとのこと
  • スズキ カプチーノ:若いオーナーの誕生前に父親が刻んだ距離は約18万km。親子2代にわたり、これからもマイレージを重ねていく
  • スズキ カプチーノ:オートゲージの348シリーズを追加。左からブースト、油温、水温を知らせてくれる
  • スズキ カプチーノ:運転席のシートのヤレは致し方ないところ。とはいえワンオーナーカーゆえ、インテリアは年式や走行距離を考慮すると綺麗だ
  • スズキ カプチーノ:ターボ車、そして何年も動かしていなかったということで、傷みがあったホース類などの交換作業も自身で行った
  • スズキ カプチーノ:アバルトカップ常連のベテランドライバーたちも若いオーナーを大歓迎。走行を終えた“海”さんに嬉しそうに声をかける
  • アバルトカップを主催する佐々木さんとの出会いにより初サーキット走行。「学割も魅力ですし来年も楽しみです」と“海”さん
  • 大学生の“海”さんの愛車はスズキ カプチーノ。自分の生まれる前に父親が乗っていたというクルマを父子で直して公道復帰させたという
  • スズキ カプチーノ:やはり普段から峠道を走り慣れているからか、ミスコースがなくなると、どんどんペースアップする
  • スズキ カプチーノ:初サーキットでコースを覚えるまではおっかなびっくりの走行だったが、どんどん走りが良くなってくるのはさすが若者

「アバルトカップ」は「走り好き」なら車種を問わず参加OK!

千葉県のナリタ・モーターランドで年間4戦が開催されている、タイムアタック形式の走行会「アバルトカップ」は、「走り好き」ならアバルトに限らず、車種や年式を問わず参加OK。そこにスズキ「カプチーノ」で参加していた“海”さんは21歳の大学生。これが人生初のサーキット走行だといいます。彼がカプチーノに乗るようになった経緯を聞いてみました。

アルバイト先のガソリンスタンドで主催者から誘われて参加

「バイト先で声をかけられて初めて参加したのですが、以前からサーキットにも興味があったので今日は楽しみです」

というのは、スズキ「カプチーノ」で「アバルトカップ」にエントリーしていた21歳の大学生“海”さんだ。

学生生活の合間にガソリンスタンドでアルバイトをしている“海”さん。ある日のこと、フィアット・アバルト「124ラリー」でやってきたのが、アバルトカップを主催する佐々木さんだった。

「携行缶にガソリンを入れようとしゃがんだら、マグネシウムのワタナベのホイールだったので、レアなホイールですね! って声をかけたんです。しかもタイヤを見ると溶けていたので、サーキットを走ってるんですね!? と聞いたら、アバルトカップに誘ってくれたんです」

そうした偶然の出会いから、愛車カプチーノで初のサーキットでのタイムトライアルに挑戦することに。ちなみにアバルトカップには学生割引があり、エントリーフィー半額というのも嬉しい。

父と一緒に1年半かけてカプチーノを公道復帰

じつはこのカプチーノは乗り始めてまだ半年くらいという“海”さんだが、これまでの愛車はスバルGC8型「インプレッサ WRX タイプRA STi」や、4台を乗り継ぐほど気に入っているスバル「ヴィヴィオ」NA仕様では夜な夜な峠道に繰り出しているそうだ。

家にはクルマ好きの父親が持っている漫画『頭文字D』があり、その影響で幼少期よりクルマに興味を持ち、峠好きになったという“海”さん。

カプチーノは父親が当時新古車で買って18万kmほど乗っていたものだが、“海”さんは乗った記憶もなければ、父がカプチーノを持っていることも知らなかったそうだ。

「祖母の家の片付けを手伝っていた時に、このカプチーノが納屋で眠っていたんですよ。それで“乗りたいんだったら、一緒に起こそう”と、父と一緒に直し始めました」

ターボ車ということもあり、熱害で割れたホースなどを交換し、他車の部品などを流用。また、カプチーノはフレーム内に水が溜まりやすいと言われているが、そうした部分には防錆処理も施したりして、仕上がったのは約半年前のこと。1年半かけて父子で直したカプチーノが公道復帰した時には、大きな喜びと充実感たっぷりだったという。完成したのが嬉しくて、下道を使い京都までドライブしたことは、とくに印象に残っているそうだ。

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