液晶パネルなどの改良を行い利便性を向上
ハイブリッドモデルの導入に合わせ、エンジンモデルを含めて機能・装備面のさらなる充実を図っている。まずは、ドライバーが運転に集中できるよう、運転支援情報をわかりやすく表示可能な12.3インチ大型液晶メーターを採用。
LX伝統の補器バッテリー電圧とエンジン油圧計はもちろんのこと、画面カスタマイズにより、ブーストメーターの表示やハイブリッドバッテリー充電状態(ハイブリッドモデルのみ)の表示も選択可能。ドライブモードセレクトやマルチテレインセレクトの、モード切替え時の車両アニメーション表示も一新した。
フロント席乗員の疲労軽減の一助とすべく、エアブラダー(空気袋)方式のリフレッシュシートを新たに採用。センターディスプレイ内のスイッチから、機能のオン/オフ並びに全身2コース/部位別3コースの全5コースが選択可能、強度も5段階に設定できる。
センターコンソール上面の「置くだけ充電」の世代を更新、急速充電に対応するとともに、従来型ではリアセンターコンソールのみだったエグゼクティブについて、フロントセンターコンソールにも設定を追加、車内でのスマートフォン充電ニーズ拡大に対応している。
ハイブリッド車は、レクサスオフロード4WD車として初めてのエレクトロシフトマチックを採用。「揉み出し」のような悪路走行特有の操作時における操作のしやすさ・握りやすさを「オフロードのTAKUMI(匠)」監修のもと追求、心地の良い触感と高い操作性を両立する、LX専用のシフトノブも採用している。
運転支援システムとオフロード性能が進化
運転支援システムの「レクサスセーフティシステム+」は最新版へバージョンアップ。適切な操作サポートを行うプロアクティブドライビングアシストや、ドライバーモニターとの連携によるドライバーの運転状況に応じた最適制御を行うなど、安心・安全ドライブをサポートしてくれる。
一部改良前は「オフロード」と呼ばれたグレードを、「オーバートレイル+」に変更。外観では、黒光輝塗装スピンドルグリルとマットグレー塗装アルミホイールをはじめ、各部品を黒・ダーク系色でコーディネートすることにより、過酷な環境にも耐える「プロフェッショナルツール」を表現。
インテリアカラーは、オーバートレイル+設定色として「モノリス」を設定。シート表皮のメイン部分とドアトリムに低彩度のモノリスを組合わせ、アッシュバール墨ブラックのオーナメント加飾をコーディネートし、レクサスらしい上質なオフロードシーンを演出している。
オーバートレイル+は専用装備として、車輪がスタックした場合などに、必要に応じてディファレンシャルをロックすることで脱出性能を高めフロント/センター/リアのディファレンシャルロックを設定。
悪路での路面追随性を向上させる、扁平率の高い265/65R18インチタイヤを設定。ロードノイズにも配慮しトレッドパターンや構造を最適化、オンロードでの優れた操安・乗り心地性能とオフロード性能を両立させている。
AMWノミカタ
LXは、日本国内だけでなく海外でも圧倒的な人気を誇るモデル。ガソリン車のLX600の受注も長期にわたってストップしていたが、今回の一部改良でハイブリッド車のLX700hを追加し、生産体制は増強されるのかが注目のポイントとなる。
知り合いから得た情報では、都内のディーラーでは50台以下の予約枠があり、これまでもレクサスに乗っているユーザーが優先とのこと。価格もそうだが、LXはまさに高嶺の花といえるクルマだ。