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ポルシェ「911ダカール」も北の大地を走った! 1000キロ弱のアドベンチャーラリー「シバレルラリー2025」に見る「大人の雪遊び」とは?

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

  • 日野 レンジャー:参加者による投票で選ばれた「最もかっこよかった1台」はNo.111 Team OGUshow (小栗伸幸/小栗有子)
  • 「今回のシバレルラリーで最もかっこよかった1台」の受賞コメントを語る小栗伸幸氏
  • スズキ ジムニー:No.22 GO! GO! AKEMIES!(中田悟/松本有紀子)
  • スズキ ジムニー:No.25 TAKATSUKI-BASE(高木哲男/高木秀人)
  • ダイハツ ハイゼット ジャンボ:No.33 3rd times a charm(田宮伸彦)
  • スバル フォレスター:No.34 Chichibu Kappa Land Rally Team(中原嘉樹)
  • ランドローバー ディフェンダー90:No.38 TEAM LAMB SYABU(深町光宏/三橋淳)
  • ダイハツ ハイゼット:No.44 team AOKI(青木純一)
  • スズキ ハスラー:No.55 Happy Hawk(品田幸一/品田鷹伸)
  • トヨタ ランドクルーザー60:No.60 Revenge 60(田中健/田中聡美)
  • スバル フォレスター:No.66 BONSAIMOTO(多川潤)
  • トヨタ ヤリス:No.77 KISARAZU BASE(鈴木里美)
  • スズキ ジムニー:No.78 Daie-4343 TANIDA(谷田伸行/増谷由香理)
  • 日産 キャラバン:No.103 AICP(市丸隆史/井口紫津夏)
  • スバル レヴォーグ:No.130 NS-1(鮎沢繁利/鮎沢さゆり)
  • トヨタ GRヤリス:No.202 Team202-16(石川卓/石川純子)
  • トヨタ ハイエース:No.328 moto(中岡基裕)
  • メルセデス・ベンツG500 Cabrio:No.500 TEAM A2C(林篤志/長谷川睦)
  • ランドローバー ディフェンダー90:No.511 Offenders(寺田和敬/白石景子)
  • スズキ ジムニー:No.524 With Jimny(廣橋秀)
  • スズキ ジムニー:No.580 Hayabusa(小山俊明)
  • トヨタ ヤリス:No.610 KU-CHAN(武藤直哉)
  • トヨタ ハイエース:No.616 TEAM HARAGUCHI(原口隆久/原口佳子)
  • スバル インプレッサ:No.711 RENDEZ-VOUS Racing(浅岡亮太/浅岡薫湖)
  • トヨタ ハイラックス:No.810 BATON BIKES(大塚正樹/大塚さゆり/大塚真理子)
  • スズキ エブリイDA17V:No.812 Thanks Cycle LAB(田口大/田口南)
  • BMW 320 Touring:No.820 Hikochan 820(吉岡彦人)
  • 今回のシバレルラリーで目を引いたのがポルシェ 911 ダカール。「初めて実車を見た」とか「日本で売っているの?」といった声も上がった
  • 少し遅れていたものの、北海道道北にも流氷が流れ着いており、今回も無事に各参加者がそれぞれ流氷を楽しんだ
  • スバル レガシィ:No.40 YOSHI2(小室美隆/小室良江)
  • シバレルラリー・アンバサダーの青木拓磨氏も自らの車両を持ち込んで参加し、このラリーを楽しんだ
  • ポルシェ 911 ダカール:No.99 TEAM TRIPLE CAUTION!!!(佐野新世/新田和典)

一度体験するとやめられない!

2025年も冬の北海道を満喫する「Shibareru Adventure Rally 2025(通称:シバレルラリー)」が2025年2月21日~24日の3泊4日の行程で開催となりました。北の大地が真っ白に覆われる、なかなか足の延ばしづらい時期ではあるものの、だからこそ、この北海道の美しい風景を、モータースポーツを楽しむ仲間と共有したい。そんな想いから始まったこのイベントも今回で5回目を数え、過去最多の31台、57名と3頭が参加しました。

参加車両は軽トラックから本格クロカンモデルまで

今回のルートは道東を巡る1055km。新千歳モーターランドでの車検およびブリーフィング後にSS(ラリーで使用されるスペシャルステージではなくシバレルラリーでは「滑らすステージ」と呼んでいます)を行ってから各車がスタート。北上して占冠村から東大雪山麓を抜けて帯広までの215.75kmが初日のルート。2日目は十勝スピードウェイを経由して弟子屈までの285.3kmを走行。3日目は弟子屈から斜里、サロマを巡り、紋別までの303.2km、最終日は旭川へ向かってから南下し美瑛、富良野と走る251.2kmでフィニッシュとなります。

各車は、毎日手渡されるコマ図を使用して走行をします。これには旅行を楽しむための提案として通過地点(CP=チェックポイント)が設定されており、そのルートを通れば冬の北海道ならではの絶景を見ることができたりします。時間はゆとりのある設定となっており、温泉に立ち寄ったり冬のアクティビティに参加したり、各自それぞれに楽しみを見つけていく旅となります。

今回は過去最高の31台がエントリーしました。すでにAMWでレポートしたように、今回はキャンピングカーも参加し、参加者各自の楽しみ方がさらに進化した印象の大会となりました。参加車両は軽トラックから本格クロカンモデルまでさまざまで、まさに混沌としたラインアップでしたが、だからこそ、このラリー形式のツーリングイベントの面白さが際立つというもの。

いつのまにか団結感ができあがっていった

ポルシェ「911 ダカール」といった珍しい車両の参加もありましたが、そんな車両を見てもわかるとおり、ひと癖もふた癖もあるメンバーが揃いました。競技性のない贅沢な4日間ですが、シバレルラリーで設定されているSSで誰かがスピンをすれば盛大に囃し立てるし、誰かがコースオフしたと聞けば助けにいく、そんな団結感もできあがっていく、不思議な連帯感のあるイベントになりました。

4日目の最終日には無事に全参加車両がフィニッシュ。最終宿泊地となるホテルではフェアウェルパーティが開かれました。今回は新たな試みも追加され、参加者全員による投票で「今回のシバレルラリーで最もかっこよかった1台」が選出され、この席上で発表され、No.111 Team OGUshow(日野レンジャー)の小栗伸幸/小栗有子組がその最上位となりました。参加者たちは各日最終チェックポイントとなるホテルへ向かうのですが、この小栗組は車中泊ということで、ホテル近くの道の駅を利用しながらの参加となっており、参加者同士の交流も少なめでした。

「毎日最後に離脱しますので、皆さん初めまして、みたいな感じですね。でも最後のパーティに出ないとトラックに乗ってた人はどんな人かって分からないままになっちゃうので、なんとかパーティだけは参加したいと思って最終日まで来ましたが、こんな素晴らしい賞をありがとうございます。(今回持ち込んだ日野レンジャーは)この4日間、皆さんが走ってきたルートとほぼ同じところを走ってきました。ルート上にはちょっとバンピーな路面がありますよね。皆さんはちょっとバンピーだと思ってたかもしれませんが、僕のマイカーはですね、ダッシュボードに置いたiPadが吹っ飛ぶし、後ろで寝ているワンちゃんが飛び、座りながら景色を見てたワンちゃんも助手席の妻のところに倒れ込むといった具合で、なかなかな体験をさせていただいて、そんな中でも楽しく4日間を過ごすことができました。ほんとうにありがとうございます。また機会があればよろしくお願いします」

と、今回トラックで初参加した感想を交えてコメントしていました。

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