老舗キャンピングカーブランドが作るメイド・イン・アメリカのキャンピングカー
Winnebago(ウィネベーゴ)が手がけるキャンピングカー「ソリスポケット36A」は、クライスラーのRAM(ラム)「1500プロマスター」がベース。3.6L V6エンジンと9速ATの組み合わせがもたらすキビキビとした走行性能が魅力。広々とした車内とともに快適な旅をサポートします。どのような内部になっているのか、装備を紹介します。
ウィネベーゴの真っ赤なキャンピングカーが登場
2025年1月31日~2月3日に千葉県・幕張メッセで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2025」の会場を歩いていて発見したのは、Winnebago(ウィネベーゴ)社のキャンピングカーの正規輸入元となる千葉県のニートRVのブースだ。展示されていたのは、これまであまり見たことのないフロントフェイスをした真っ赤なバンコンバージョンのキャンピングカー「ソリスポケット」だ。
ウィネベーゴはアメリカに本拠を置く1958年創業の老舗ブランドで、今でもアメリカ国内の生産拠点でキャンピングカー製造を続ける、メイド・イン・アメリカのキャンピングカーブランド。一般的なバンコーバージョンやクラスCキャンピングカーはもちろん、巨大なクラスAモーターホームや大型キャンピングトレーラーなども製造する幅広いララインアップを誇る。
クライスラーのラム 1500プロマスターがベース
そんなウィネベーゴが現在生産している中で最も手頃に扱えるキャンピングカーとなるのが、この「ソリスポケット」というバンコンバージョンモデルだ。かつてはフォード「Eシリーズ」をベースとしたクラスCモデルが輸入されていたが、現在はベース車両が見たこともないフルサイズバンに変更となっている。これについてスタッフに聞いてみると、
「じつはこれ、フィアット デュカトの兄弟車でクライスラーのRAM(ラム)が発売している1500プロマスターというクルマなんです。このクルマは、デュカトと同じディーゼルターボではなくてクライスラー製のガソリン3.6L V6と9速ATの組み合わせで非常にキビキビ走りますよ」
ラムの文字が入るグリルを装着した車体は、全長5440mm×全幅2070mm。ルーフトップクーラーを装着した全高が2850mmということなので、スペックサイズからフィアット「デュカト L3H2」に相当するボディのようだ。
後部のベッド下には広大なラゲッジスペースを用意
展示車両は2つあるフロアプランのうち、36Aという就寝定員3名のプランだ。車体右側面のドアを開けると、まず正面に見えてくるのが、ベッドにアレンジ可能なダイネットだ。
一方、車体後部側にはシンクや冷蔵庫、2口のコンロなどが収納されたキッチンが備わる。後部は上下2段に分かれており、上部は広大なベッドスペース、下段は大容量の収納スペースとなっており、キャンプギアなどを収納可能。大型モーターホームとまではいかないが、やはり内部は広くかなり快適だ。
ちなみに気になる車両価格は、オプションを装着した展示車両で約1700万円とのこと。為替の関係でこの価格で買えるのは今回だけかもとのことなので、気になる人はお問い合わせを。