ローダウンを極めたヴェラール
国産スポーツカーを乗り継ぎ、ローダウンの魅力に目覚めた佐藤直人さん。軽自動車やミニバンもベタベタにして楽しんでいましたが、次に選んだのはレンジローバー「ヴェラール」でした。日本製パーツにもこだわる佐藤さんが追求する、美しくローダウンしたSUVの魅力とは?
大人のクルマを選んだ結果、レンジローバーに
2024年11月24日(日)、宮城県角田市の「道の駅かくだ」で開催された「TOYO TIRES FAN MEETING 2024 in MIYAGI」に参加していた佐藤直人さんとそのファミリー。トヨタ80系「スープラ」やドリフト仕様の日産S15型「シルビア」など、国産スポーツカーでカーライフを楽しんでいた佐藤さんは、冬用の足として軽自動車を購入。車高を落とすカスタムを施したことをきっかけにローダウンの魅力にハマり、ミニバンもベタベタにして乗っていたという。
しかし、「大人のクルマに乗ろう」と考え、輸入車の購入を決意。その際に選んだのが、レンジローバー「イヴォーク」だった。イヴォークは、以前お兄様から見せられた写真で気になっていたというハーマンのボディキットを装着した個体で、車高調を入れてローダウンしていた。しかし、お子さんが生まれて2ドアのSUVでは使い勝手が悪くなったため、最終的に2018年式の「ヴェラール」へと乗り換えたという。
「ヴェラールかレンジローバー スポーツSVRのどちらにするか悩んだんですが、さすがに5Lエンジンは……ということで、ヴェラールにしました」
車高を下げたときの見た目にこだわる
2年ほど前に購入したヴェラールは、前のオーナーによりワンオフのエアサスがセットされていた個体。佐藤さん自身ではフェンダーの爪切り、インナーの加工、リアの純正アッパーアームの加工、グレード違いのマクストンデザインのフロントリップスポイラーを加工してセット。
シートは日本製がいいということでブリッドをセレクト、ホイールも日本製のレイズのボルクレーシング TE37ウルトラ トラックエディションをセレクトし、エアサスで車高を落とした時のツラのセッティングにもこだわっているという。
「ホイールはもともと黒のみの設定なんですけど、それをヤスリと剥離剤を使用して手作業で剥離してアルミ素地にしてから、仕上げは白サビが怖かったのでウレタンクリアのみ塗りました。純正のPCDは108mmなんですが、ホイールを履かせるために114.3mmへ変換する必要があったのでピッチチェンジャーを噛ませています。それが30mmくらいあるので、セット後に微調整してフェンダーに収めるためにタイヤを引っ張って履いています。
タイヤは海外での人気が高いTOYO TIRES(トーヨータイヤ)のプロクセス FD1を選びました。履いてみたら、すごい静かでいいですね。タイヤとシートは日本製にしたかったんですよ」
ブレーキも日本製にしたい
足まわりのセッティングにこだわった佐藤さんのヴェラールだが、さらにブレーキの日本製化も考えているのだという。
「ノーマルなので、日本製のエンドレスなどを入れたいんですよ。多分特注になっちゃうので、今のところは夢の話なんですけどね」
>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)