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Bitte Motor Works:サーキットから街乗りまでボルボ車でさらに楽しく走れるカスタマイズを提案してくれる【AMW special shop】

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 宮越孝政(MIYAKOSHI Takamasa)

  • 右から順にS60 Polestar、V60 Polestar、夏用タイヤ仕様では22インチホイールとなるXC60 Polestar engineeredという3台のデモカーを保有
  • ハイフロータービンが入っているV40はユーザーの愛車。先日、富士スピードウェイを走ったので、メンテナンスとハブベアリング交換を実施。街乗りは19インチ、サーキットは18インチでこなしている
  • オーナーが毎月サーキットで走らせているV40は、フォード フォーカスRCのブレーキキャリパーを流用しローターはVSTと同じメーカー製の専用品。サスペンションがワンオフのビルシュタイン
  • デモカーのS60 Polestarのブレーキは、フロントがVSTキャリパー/φ380mmローター、リアが純正キャリパーでパッドがVSTというスペック
  • ホイールは19インチのVST Type CS10。S60 Polestarは、そのままサーキットを走れるボルボの高性能コンプリートカーだ
  • ボルボのステーションワゴンであるV60 Polestarは、使い勝手とスタイルのよさから、いつの時代にもファンを獲得
  • デモカーのV60 Polestarは鋳造19インチのVST ​Type PLSホイールを装備
  • 冬の時期はスタッドレスタイヤなので、XC60 Polestar engineeredに鍛造20インチホイールの​VST Type PLS Fを装着(ポールスターのキャリパーが干渉しないので)
  • フロントマネージャーの安藤直史さんがVSTブランドで製作したハイパフォーマンスパーツの耐久テストを担当
  • ファクトリーに併設されたスペースにて、VSTブランドのパーツをはじめとするボルボ用アイテムを展示販売
  • ビッテモーターワークスはボルボ専門ブランド「VST」のパイロットショップとしてVSTのホイールなどをユーザーに提案
  • 新作ホイールのVST Type CS10は、細い高剛性リムによる精悍なフォルムが特徴
  • ボディダンパーは、XC40、XC60用をラインアップ。EX30にも装着して走って、データを取っている
  • ホイールボルトも取り扱っており、チタン製やテーパー仕様など、各種アイテムを用意
  • エクステリア用パーツやV40用ミッドプレートなども販売
  • ドライブレコーダーの商品ラインアップも充実しており、気軽に相談できる
  • 取材当日はメンテナンスで入庫したV70(写真手前)およびV70R AWDの他、車検で入ってきたS40の姿も確認できた
  • ブレーキをドレスアップしたいユーザーには、お好みのカラーでフロントキャリパーを塗る作業を提案しており、カラーサンプルもある
  • 今でもS60/V60 Polestarのユーズドカーを探して乗っている人がいるので、ビッテモーターワークスがサポートし続けている
  • VSTブランドのV60/S60 Polestar用ショックアブソーバーを提案。ビルシュタイン製で、前後とも10段階の減衰力調整式だ
  • 写真左からメカニックの大橋さんと大島さん、フロントマネージャーの安藤直史さん、事務担当の安藤絵里子さんというスタッフでユーザーをサポート
  • ビッテモーターワークスでは、ERST(大阪)やHEICO(ドイツ)がリリースしているパーツも使い、ボルボを盛り上げている
  • 確かな技術と豊富な経験で、サーキットを走るモータースポーツ好きな人のボルボも的確にセットアップすることができる

ドレスアップもチューニングも多彩なパーツと豊富な経験にお任せ

スウェーデンを代表する自動車メーカーであるボルボといえば、今でこそパワートレインの完全電動化を進めているプレミアムブランドという印象が強いですが、少し前までは積極的にモータースポーツに参戦していて、その当時を知るボルボ・ファンは現在もスポーティな走りを堪能しています。千葉県の「ビッテモーターワークス」では、確かな技術で街乗りからサーキット走行まで楽しめる1台を仕上げてくれます。

ボルボ専門パーツブランド「VST」のパイロットショップ

ついに最新のボルボが全車電動パワートレインを搭載するという時代が到来した。環境負荷の軽減に貢献できる現行ボルボモデルを購入するユーザーは着実に増えており、フルエレクトリックモデル(BEV)の「EX30」(ボルボ史上最小のSUV)を街中で見かける機会も多くなった。

その一方で、ボルボの高性能スポーツモデルである「ポールスター」のコンプリートカーなどを今でも大切にしている走り好きのボルボ・ファンもまだまだ健在だ。

ボルボ専門パーツブランド「VST」のパイロットショップとしてユーザーをサポートしている「ビッテモーターワークス」では、現行ボルボのオーナーのみならず、ちょっと旧いボルボをパートナーとしたカーライフを楽しんでいる好事家もバックアップしている。

ビッテモーターワークスは、もともとヨーロッパ車の車検、整備、カスタマイズ全般を引き受けていたが、現在はボルボに特化。街乗りがメインとなるボルボ・ユーザーの日常メンテナンスからサーキット走行を楽しむ熱きボルボ・オーナーのサポートまで担当している。

入庫してくるクルマがボルボだけになっても、これまでと同じように車検、整備、カスタマイズ全般が基本的な業務となるが、このカスタマイズ全般の中にはチューニングとドレスアップも含まれている。

フロントマネージャーの安藤直史さんによると、モータースポーツで活躍していたボルボ 「850」はカスタマイズを楽しむ人が多かったので、ボルボ専門ブランドのVSTがマフラー、エアロ、ホイールを展開。現在もVSTが多彩なボルボ用パーツをリリースしているそうだ。

ちなみに、850世代の懐かしいボルボは、モールや内装パーツの一部が入手しづらくなってきているらしいので、オーナーは気をつけたほうがいいだろう。

純正品でも社外品でも、メニューの選択肢は幅広い

「現行モデルのカスタマイズで多いのは、マフラーエンドの部分です。ボルボは直近のマイナーチェンジでマフラーエンドがバンパーに隠れて外から見えなくなりました。前期型までは露出していたのですが……。気にしないオーナーさんもいますが、マフラーエンドを設けるカスタマイズも行っています。Rデザインのリアディフューザーを使う、マフラー自体を交換する、ワンオフで製作する、純正品もしくは社外品を活用するなど、メニューの選択肢が複数あり、いかようにも対応できます」

安藤さんは、そのようにも話してくれたが、メッキの窓枠やグリルまわりをスポーツグレードと同じブラックに変更するドレスアップも引き受けているそうで、こちらはラッピングもしくはパーツ交換などで対応。エンブレムはブラックエディションのパーツを確保できれば、それと交換してくれるとのことだった。

ブレーキ関係の問い合わせも増えてきたらしく、ドレスアップの場合、お好みのカラーでフロントキャリパーを塗ってくれる(リアはフロントと同色でペイント)。

また、ボルボの高性能コンプリートカーである「V60/S60ポールスター」の純正ブレンボキャリパーに対応した交換用ディスクローターも販売しており、フルフローティングにして強度を上げ、ジャダーが出にくいようにしているそうだ。

V60/S60ポールスターのファイナルモデルが登場したのは2017年のことなので、そろそろメンテナンスが課題になるが、パーツ代が上がっているので、せっかくのテイストを崩さずにリセットする場合、ビッテモーターワークスを頼るのがベストだろう。

ブランドの垣根をこえてボルボ界を盛り上げる

デモカーのS60ポールスターはハンドレイアップでワイドボディ(前後ともワンオフのFRP製)になっているが、VSTブランドではファクトリー製造のエクステリアパーツをラインアップしている。V90/S90、FB型のV60/S60、そしてV60/S60ポールスター用だ。

安藤さんによると、S60ポールスターのコンセプトカーが20mmワイド仕様だったので、ファンは「このままデビューすればいいのに!」と思っていたのだという。

現在デモカーのサイドステップは暫定バージョンだが、ユーザーからワンオフ・ワイドボディに関するリクエストがあり、海外から欲しい! という声も届くので、こういったオリジナル・ボディパーツを展開することも考えているそうだ。

現行ボルボ用もコレだ! といったエアロパーツがなく、シンプルで純正形状に馴染んでいるものが欲しいというリクエストがあるそうだ。いろんなブランドのエクステリアパーツを組み合わせるのもありで、こだわっているユーザーは、愛車専用品をワンオフで造るなどして、あの手この手で楽しんでいるのだという。

ビッテモーターワークスでは、VSTはもちろん、大阪のERSTやドイツのHEICOがリリースしているパーツも使い、みんなでボルボを盛り上げているそうなので、いろいろ相談してみるといいだろう。

サーキット向けハイパフォーマンスパーツもしっかり耐久テスト

ビッテモーターワークスでは、レース経験が豊富なフロントマネージャーの安藤さんがVSTブランドで製作したハイパフォーマンスパーツの耐久テストを担当しており、持ち前のドライビングスキルを活かし、本気でサーキットを走っている人に向けた過酷な条件下でのデータ取りをしている。

そこで得られたデータをVSTなどのメーカーにフィードバックしており、例えばVSTブランドのV60/S60ポールスター用ショックアブソーバー(ビルシュタイン製で、前後とも10段階/減衰力調整式)はストリート重視の乗り心地がいいセッティングになっているが、富士スピードウェイを走ってポールスター純正オーリンズと同じタイムで走れるサスペンションキットになっていたりする。

ボルボの高性能コンプリートカーであるV60/S60ポールスターで思い切り走りたいユーザーはもちろん、FB型のV60/S60もこのショックアブソーバーを装着すればスポーツ走行性能をアップすることが可能だ。

タイヤ&ホイールに関するノウハウも豊富

ビッテモーターワークスでは、メカニックの大橋さんと大島さん、フロントマネージャーの安藤直史さん、事務担当の安藤絵里子さん(写真左から順)という4名でボルボ・ユーザーをサポートしている。

街乗り、サーキット走行のみならず、ワインディングを走ることを楽しんでいるボルボユーザーにもさまざまなパーツを提案している同店(現在クルマの販売は業務外)は1999年にオープンしたタイヤショップが前身なので、タイヤ&ホイールに関するノウハウも豊富だ。

VSTブランドのホイールに夏タイヤ、スタッドレスタイヤ、オールシーズンタイヤを組み合わせるときの相談にも乗ってくれる。2025年8月24日には千葉県の袖ヶ浦フォレストレースウェイでユーザー主導のボルボ・ミーティングが開催されるので、ビッテモーターワークスも同イベントを積極的にサポートするとのことだ。

Bitte Motor Works ビッテモーターワークス

ボルボ専門パーツブランド「VST」のパイロットショップ

所在地:千葉県市川市福栄4-13-6
営業時間:10:00~19:00
TEL:047-307-5601
mail:info@bittemw.com
URL:https://www.bittemw.com

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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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