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新車購入から37年! いすゞ2代目「ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス」をこよなく愛するオーナーのこだわりのカスタムとは…?

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TEXT: 酒寄俊幸(SAKAYORI Toshiyuki/gasgraphix)  PHOTO: 酒寄俊幸(ガスグラフィックス)

  • いすゞ 2代目 ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス:初代、3代目と比較すると、2代目の顔つきはシャープさが強調され、よりスポーティに見える
  • いすゞ 2代目 ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス:ランチア デルタ インテグラーレとそっくりなスタイリングが特徴
  • いすゞ 2代目 ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス:ホットハッチという言葉が良く似合うデザインは、有名デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロの作品
  • いすゞ 2代目 ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス:リアハッチはカーボン仕様にカスタマイズ
  • いすゞ 2代目 ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス:オーバーフェンダーはスピードガレージG5製を流用
  • いすゞ 2代目 ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス:ミラーも同様に、ランチア デルタ インテグラーレ用の社外品をチョイス
  • いすゞ 2代目 ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス:カーボンパーツは、MRC製を装着したり転写を活用したりするなど、部位ごとに変更している
  • いすゞ 2代目 ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス:オーナーの柘植智さん自慢のワンオフリアフォグ。トラック用を加工してビルトインしている
  • いすゞ 2代目 ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス:ランチア デルタ インテグラーレ用の社外品を流用したリアスポイラー。取り付け角度は、とてもバランスよくセットされているのが印象的
  • いすゞ 2代目 ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス:ホイールはSSR製フォーミュラメッシュで、センターキャップをアバルトに変更
  • いすゞ 2代目 ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス:メーター配置は純正のままで、ベースをカーボン化。メーターはスタックを主に活用
  • いすゞ 2代目 ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス:各種追加メーターは大森を使用。エンジンスターターなどもセンターコンソールに集約
  • いすゞ 2代目 ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス:いすゞ 2代目 ジェミニ専用のロールバーを組みつつ、オーディオもしっかりと仕上げている
  • いすゞ 2代目 ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス:シートはスパルコへと変更。内装関係で使用するパーツは、メイドインイタリーで揃えた
  • 1988年式のいすゞ 2代目 ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータスと、オーナーの柘植智さん
  • いすゞ 2代目 ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス:エンジンは基本的にノーマルだが、エアクリーナーをCDA製ゴルフ用、CPUはN1レース用に変更。ヘッドカバーはFFエラン用を使用
  • いすゞ 2代目 ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス:アバルト製で当時人気だったラリー用の復刻版ステアリングを愛用
  • いすゞ 2代目 ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス:フロントバンパーは、由良拓也デザインによるオリエントスピード製

CGかと思わせる華麗な運転技術で注目を集めた2代目いすゞ「ジェミニ」

軽快なワルツのリズムに乗って、2台のクルマが一糸乱れぬ華麗なドライビングでパリ市街を縦横無尽に駆け抜ける。“街の遊撃手”というキャッチコピーとともに、CGではない実車による衝撃的な映像こそ、2代目いすゞ「ジェミニ」を象徴するCMでした。後輪駆動だった初代から前輪駆動に変更され、当初「FFジェミニ」とも呼ばれた2代目を、新車購入から37年も所有し続けるオーナー、柘植智さんに話を聞きました。

欧州車のようなスタイリングに一目惚れ

柘植さんの愛車は、1988年式のいすゞ「ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス」だ。“街の遊撃手”という言葉とともに衝撃的なCMが流れてから、3年が経過した頃のことだった。

「街中で、この型のハッチバックのイルムシャーを見かけたのが、興味を持つきっかけでした。日本車なのに欧州車のような雰囲気に一目惚れし、絶対に買おうと思ったのです」

しかし、その当時、イルムシャーの新車販売は終了しており、1500ccのインタークーラーターボを搭載したイルムシャーは、中古車でも大人気だった時代。そんな矢先、排気量1600ccのDOHCエンジンを搭載したハンドリング・バイ・ロータスが発売されると知り、迷うことなく注文したのが現在のこの愛車だ。それから37年、柘植さんは浮気することなく、ずっとこの「ジェミニ」を所有し続けている。

カスタムで自分のスタイルを楽しむ

購入後、少しずつモディファイを進める中で、最初に目指していたのはドイツ車のようなスポーティ感だった。ホイールはディッシュ系、外装はロータスF1チームのJPSカラー。当時、多くの人が憧れたあの雰囲気である。しかし、ランチア「デルタ インテグラーレ」が登場した際、次なるステップへのアイデアが降りてきた。デルタ インテグラーレとジェミニは、ジョルジェット・ジウジアーロがデザインを担当したという共通点もあり、そこから現在のスタイルを追求していった。

「エンジンはノーマルですが、CPUは当時のN1レース用に開発された専用品を使っています。外装は、ジェミニ専門のチューニングショップ、スピードガレージG5製のオーバーフェンダーや各種カーボンパーツを装着しています。ドアミラーやリアスポイラーは、デルタ インテグラーレ用の社外品を使っていますが、ハッチの傾斜が同じなので、ブラケットも含めてデルタ用が流用できました」

なお、オーバーフェンダーは4ドア用のベースに2ドア用に流用。ボディのアールに合わせて形状を変更し、リアバンパーステー部も継ぎ足すなど、自身の愛車のハッチバックにしっかりと合うように製作されている。

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