内外装、リアフォグなどにもこだわりあり
柘植さんの愛車には、ほかにもさまざまなカスタムが施されている。「ジェミニ」でこれほどまでにカスタムを追求したオーナーは、非常に貴重だろう。
例えば、リアハッチにはワンオフでカーボンが貼りつけられ、ほかのカーボンパーツはMRC製を使用。ドアノブはカーボン転写で製作され、ルーフアンテナは純正を取り外してパテ埋めし、マツダ純正用が流用されている。サスペンションは、フロントに車高調、リアは社外バネに変更し、乗り心地と車高のバランスを整えている。
さらに、トラック用のリアフォグを加工して流用し、F1風のリアフラッシャーフォグを装着。内装では、メーターパネルを純正配置のままカーボンで製作し、メーター類はスタック製に変更。追加メーターは大森製、ハンドルはランチアが当時使用していた製品の復刻品。ペダルとシートはスパルコで、基本的にイタリアのブランドで統一されている。
さらに、エンジンスタータースイッチも追加。ロールバーもジェミニ専用品を装着し、オーディオ類も、ウーファー、スピーカーなどをJBやアルパイン、ボーズなどに変更と、とても濃いカスタムが施されているのだ。
「今は普段使いはせずに、完全にイベント用になっていますね。そのため、通常はカバーをかけて車庫保管しています。でも、頻繁に乗ってあげないと調子を崩しやすいので、走る機会はできるだけ増やしたいと思います」
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