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欧州COTY受賞車「ルノー5 E-TECHエレクトリック」をショールームで見てきました! コンパクトEVでニュル24時間の取材は可能か…!?【みどり独乙通信】

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TEXT: 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)  PHOTO: Renault/池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)

  • ルノー5 E-TECHエレクトリック:店頭には紺色もありました
  • ルノー5 E-TECHエレクトリック:垂直デザインのリアライトを採用
  • ルノー5 E-TECHエレクトリック:ドリンクフォルダいバゲットが突っ込まれています。さすがルノーの広報写真!
  • ルノー5 E-TECHエレクトリック:エクステリアの随所に数字の「5」がデザインされている
  • ルノー5 E-TECHエレクトリック:エクステリアの随所に数字の「5」がデザインされている
  • ルノー5 E-TECHエレクトリック:先進性と遊び心をミックスしたデザインのインテリア
  • ルノー5 E-TECHエレクトリック:バッテリーの蓄電容量は40kWhと52kWh
  • ルノー5 E-TECHエレクトリック
  • ルノー5 E-TECHエレクトリック:ルノー販売店で見せていただいたモデル。名前が「みどり」の私にぴったりなカラー
  • ルノー5 E-TECHエレクトリック:黄色のボディも可愛いです

大賞を獲得したコンパクトEVの実力とは

「ルノー5 E-TECHエレクトリック」は2025年ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したモデルです。ドイツ・ミュンヘン在住の池ノ内みどりさんは、ディーラーでこのモデルをじっくり見学することに。気になる走行性能やデザインをショールームで確認してきました。

航続距離は比較的長い約410km

気になるEV(電気自動車)の第3弾は、ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー2025の大賞を獲得したルノー5 E-TECHエレクトリック(アルピーヌ「A290」も同時受賞)です。数年前のル・マン24時間レースのパドックで、アルピーヌ「A290」のコンセプトモデルが展示されているのを見て、兄弟車のルノー5 E-TECHエレクトリックもデザイン的に気になっていました。

近所のルノー販売店の店頭に2台、店内にも1台が展示されていましたので、実車を見せていただきました。鮮やかな緑色のクルマはあまり見かけないので、最初に目を引きました。名前がみどりなだけに、できればこのR5のようなビビットな色のクルマが欲しいのです(笑)。

ちょうど金曜日の夕方、同じ通りにあるスーパーマーケットに立ち寄ったついでに訪れたこともあり、店員さんはとても忙しそうでした。「ご自由にご覧くださいね~」とおっしゃっていたので、遠慮なくじっくりと観察しました。ルノー5 E-TECHエレクトリックは受注が始まったばかりで、公道を走る姿はまだ見かけませんが、このデザインが走っていたら、目を引くことは間違いないでしょうね。

事前にルノーのウェブサイトやル・マンでコンセプトモデルを見ていたので、おおよそのイメージは持っていましたが、実車は想像以上にかわいらしいものでした。最高出力150ps、最高時速150km、航続距離約410kmと、コンパクトEVの中では比較的長い航続距離を誇ります。エクステリアの随所に数字の「5」がデザインされており、ラッキーナンバーが5の方にはぴったりのクルマと言えるでしょう。

ニュルブルクリンクもEVで行ける?

このグリーンの5 E-テックの展示車の価格はオプション込で3万2600ユーロ(邦貨換算約530万円)と予想よりも予想よりも高額でした。。店頭の資料によると、航続距離約300km、最高出力95psの「アーバンレンジ」というモデルなら、本体価格2万4900ユーロ(邦貨換算約405万円)からとなり、少し手頃な価格帯となっています。その中間グレードとして、航続距離312km、最高出力122psのモデルもラインアップされています。

たとえば、私は年に何度もニュルブルクリンクへ行きますが、自宅からの片道距離は約530kmです。EVで行く場合、途中で少なくとも1回の充電が必要になります。もちろん、ガソリン車でも1~2回は休憩を取りますが、トイレ休憩やコーヒーを飲む程度で充電を待つ時間はありません。

また、ニュルブルクリンク周辺にはいくつかの充電ステーションがありますが、高級サーキットホテルにはともかく、私がいつも宿泊するホテルには充電設備がありません。一晩充電するためにクルマを停めると、ホテルまで徒歩で戻るのは難しいので、困りものですよね。

ヨーロッパの都市部と同様に、ミュンヘン市内も細く狭い道が多いため、コンパクトカーを選ぶ人も少なくありません。私の場合、街の移動手段としてはママチャリを使っています。コンパクトカーよりもさらに小回りが利き、燃費も抜群です。おまけに、多少のダイエット効果も期待できます。シュトゥットガルトのように坂が多い街なら話は別ですが、ミュンヘン市内ではほぼフラットな道ですので、ママチャリはとても大活躍しています。

>>>ドイツ在住池ノ内みどりさんのクルマにまつわるコラムはこちら

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  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • 池ノ内みどり(IKENOUCHI Midori)
  • ドイツ ミュンヘン市在住 フリーライター&コーディネーター。東京で学生生活を謳歌した後にオーストリアのザルツブルグで再び学生生活を謳歌し、なんとか卒業。三度目の学生生活を謳歌しにミュンヘン大学入学を機にドイツへ。ミュンヘン大学在学中の現地広告代理店でのアルバイトがきっかけで、モータースポーツに魅せられて大学を中退し、モータースポーツ業界へ飛び込む。愛車のBMW M240iカブリオレを駆り、ヨーロッパ各国のサーキットへ取材に向かう。趣味はアルプスの峠越えドライブと蚤の市めぐり。好きなサーキットはニュルブルクリンクとスパ・フランコルシャン。ヨーロッパ生活はもう少しで30年。
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