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クラシックポルシェ入門に最適! 前期型「911ターボ」が約2118万円で落札…第一次スーパーカー世代にとって憧れの1台はいまこそ手に入れたい!

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TEXT: 山崎元裕(YAMAZAKI Motohiro)  PHOTO: 2024 Courtesy of RM Sotheby's

クラッシック・ポルシェの世界に足を踏み入れる最適な1台

2015年6月には現在の所有者であるキュレーテッド・コレクションに、この911ターボは加わることになるが、車両に付属するサービスブックには、新車時から2000年代まで定期的に行われていたメインディーラーによるサービスの記録が、詳細に残されている。もちろんシャシーやエンジン等々のナンバーマッチングはポルシェに残された記録によって確認済み。これからクラッシック・ポルシェの世界に足を踏み入れていきたいと考えるエンスージアストには、この1977年式911ターボは、素晴らしいエントリー・ポイントとなることは間違いないだろう。

よりワイドなデザインが採用されたリアフェンダーや、独特な造形のリアスポイラーなど、オプティカルな面でも魅力の多い911ターボ。ちなみに後期型ではさらにリアスポイラーが大型化されるなど、その外観での印象はよりグラマラスなものになるが、911ファンの間では初期型のデザインを好むものもまた多いのも事実。

前でも触れた後期型の3.3Lエンジンは300psの最高出力を発揮し、前期型では4速だったMTも5速へと進化しているが、総合的にどちらをコレクターズアイテムとしてより魅力的に考えるのかは落札者の考え次第。パリ・オークションでは最終的に、13万2250ユーロ(邦貨換算約2118万円)まで入札が進み、それが落札価格となったが、近年のクラッシック911の人気を考えれば、これは十分に納得できる数字であったとレポートしてもよいのではないだろうか。

スーパーカーの世界に大きな変革をもたらした、ポルシェ911ターボ。現在にまで続くその歴史の始まりを所有できることには、やはり大きな魅力がありそうだ。

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