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2024年のベントレーは史上4番目の高収益を記録! 営業利益は前年度マイナス37%なのに好調をアピールする根拠とは?

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TEXT: AMW  PHOTO: Bentley Motors

  • ベントレー2024年度の営業利益が3億7300万ユーロに達し、4年連続で高収益を達成したと発表した
  • ベントレー本社の敷地内で最も古い建物「A1」をBEVの組立ラインへと改修する工事が開始された
  • ベントレー本社の敷地内で最も古い建物「A1」をBEVの組立ラインへと改修する工事が開始された
  • ベントレーは品質と生産能力向上を目的とした最新の「エクセレンスセンター」を開設した
  • ベントレーはビヨンド100+戦略と英国製造への長期的なコミットメントを今後も強固なものにしていく
  • カーボンニュートラルを目指すベントレーの本社工場
  • ベントレーはビヨンド100+戦略と英国製造への長期的なコミットメントを今後も強固なものにしていく

創業から4番目の営業利益を達成

ベントレーは2025年3月19日、2024年度の営業利益が3億7300万ユーロに達し、4年連続で高収益を達成したと発表しました。これは創業105年の歴史の中で4番目に高い収益となります。また、デリバティブ・ミックスの向上や、顧客によるパーソナライゼーションの拡大により、1台あたりの売上高は過去2年間で10%増加し、過去最高を記録しました。ベントレーの最新の財務実績はどのようになっているのでしょうか。

6年連続の黒字とBEV生産への投資

ベントレーモーターズは、クルー本社にあるもっとも古い建物を活用し、新たなBEV(電気自動車)の組立ラインの工事を開始した。同時に、過去最高レベルのパーソナライゼーションを実現し、6年連続で黒字を達成したことも発表している。

ベントレーは2027年に初のBEVを市場に投入する計画を進めており、英国での製造に対する長期的なコミットメントを示すため、敷地への記録的な投資を自己資金で賄っている。

また、70%の顧客がマリナーのオーダーメイドオプションを選択したことで、1台あたりの売上高は過去最高を記録した。これにより、売上高は26億4800万ユーロ、営業利益は3億7300万ユーロとなった。売上高営業利益率は14.1%を達成し、自動車業界全体でもトップクラスの水準である。ただし、今後の製品開発への先行投資やライフサイクルの影響による生産台数の減少も反映されている。

ベントレーの最新の財務実績は、業界をリードする「ビヨンド100+」戦略を支えるものだ。この戦略は、2035年までに電気自動車専業メーカーへと移行するという目標を自己資金で達成する計画である。また、今後10年間は毎年ハイブリッドまたは電気自動車の新モデルを発表していく方針を示している。

コンチネンタルGTの進化と新世代のパワートレイン

2024年は、ベントレーのブランドを象徴する「コンチネンタルGT」にとって大きな転換期となった。第3世代から第4世代への移行に伴い、クルー工場でのW12エンジンの生産が終了し、新たに超高性能V8ハイブリッドパワートレインが導入された。2025年にはより低出力の派生モデルも登場する予定である。

カーボンニュートラルを目指すクルー本社工場では、BEV生産に向けた準備が進められている。敷地内でもっとも古い建物「A1」をBEVの組立ラインへと改修する工事が開始された。この新施設は、デジタル化・柔軟性・高付加価値を備えた次世代の製造業務における新たな基準を確立することを目的としている。

また、品質と生産能力向上を目的とした最新の「エクセレンスセンター」の開設や、約100色のペイントカラーを選択できる新ペイントショップのオープンも進められており、これらは2024年末の完成を予定している。これらの投資により、ベントレーはビヨンド100+戦略と英国製造への長期的なコミットメントを今後も強固なものにしていく考えである。

AMWノミカタ

ベントレーモーターズの会長兼CEOであるフランクステフェン・ワリザー博士は今回の決算について、

「2024年には世界的な難局に直面し、4つのモデルラインのうち3つのラインは稼働を終え、入れ替わることになったが、財務の回復力強化策により安定した利益を確保することができた。2025年は引き続き厳しい世界的な市場環境と不安定な政治・経済環境を乗り越えていかなければならないが、当社の販売力は強固である。

1台当たりの売上高は記録的な水準に達しており、バランスの取れた輸出戦略、パーソナライゼーションを最大化するための明確な体制も整っている。これに加えて、新モデルであるコンチネンタルGTとフライングスパーが通年で発売されることは、私たちに楽観的な見通しをもたらし、大きな好影響をもたらすでしょう」

と好調をアピールしている。

数字だけ見ると、売上は前年のマイナス10%、営業利益はマイナス37%、利益率はマイナス6%という数字となっているが、この主な原因はコンチネンタルGTやフライングスパーのモデルチェンジのタイミングで台数が出なかったこと、そして工場に対する設備投資に費用がかかったという明確な理由があるため、ベントレーにとってこのマイナスも想定内の範囲ということなのだろう。新型車種は導入されるが、いまや主力モデルであるベンテイガは発表から5年目を迎える。2025年は大きなターニングポイントの年になるかもしれない。

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