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アバルトの神マシンが降臨! 日本とは思えない光景にファンも歓喜…手作りイベントの域を超えた「グランプレミオ・スコルピオニッシマ」とは

アバルトの神マシンが降臨! 日本とは思えない光景にファンも歓喜…手作りイベントの域を超えた「グランプレミオ・スコルピオニッシマ」とは

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TEXT: 武田公実(TAKEDA Hiromi)  PHOTO: 武田公実(TAKEDA Hiromi)/AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)

  • 参加資格があるのは「クラブ・アバルト・ジャッポーネ」会員が所有するアバルト。あるいは、クラブ理事会でとくに認められた車両のみとされた
  • 受付終了後にはゼッケンを貼り、走行に備える
  • フィアット アバルト 1000 ベルリーナコルサ グループ2(左)とフィアット アバルト 1000 ベルリーナコルサ グループ5
  • レンジローバー クラシック シリーズ1に車載トレーラーを装着し1000TCRを牽引。組みあわせが素晴らしい!
  • クラブ理事会でとくに認められた車両も参加可能だった
  • アバルト好き垂涎のマシンがエントリーした
  • 世界でも稀有な「アバルトSP祭り」が実現した
  • 往年のアバルトのポスターを思わせるような、高い位置から参加車両全台を収めた記念写真を撮影した
  • 可愛いチンクエチェントがベースのフィアット アバルト「595」も2台が並んだ
  • 1956年式のフィアット「600アバルト750デリヴァツィオーネ」(左)とフィアット アバルト850TC(右)
  • フィアット アバルト「850/1000TC」系がズラリと並んだ
  • フィアット アバルト 1000ビアルベーロ(左)と1000ビアルベーロ ロングノーズ(右)
  • フィアット アバルト 1000 ベルリーナ コルサ グループ2
  • アウトビアンキ A112アバルトも参加していた
  • アバルト 124スパイダーもエントリー
  • ラリーで活躍したフィアット チンクエチェント トロフェオ や124ラリーも走行した
  • アバルト595もエントリー
  • フィアット アバルト「850/1000TC」系がズラリと並んだ
  • エントラント用のゼッケンもこだわりを感じられる
  • まるで1960年代にタイムスリップしたようなシーンだった
  • アウトビアンキA112アバルト
  • 慣熟走行は夢のような走行シーンが観られた
  • クラブ理事会でとくに認められた車両も参加可能だった
  • アウトビアンキ A112 アバルト
  • アバルト 695 リヴァーレ
  • フィアット 127
  • アバルト 124GT
  • フィアット アバルト750GT ザガート(左)と1000ビアルベーロ(右)
  • フィアット アバルト シムカ2000 コルサ
  • フィアット アバルト750GT ザガート
  • フィアット アバルト 595
  • フィアット アバルト 595 エッセエッセ
  • フィアット アバルト 1000ビアルベーロ
  • フィアット アバルト750GT ザガート
  • ビアルベロエンジンを搭載した3台のアバルトがホームストレートを疾走する
  • アバルト 124GT
  • アバルト 124 スパイダー
  • アバルト グランデプント
  • アバルト グランデプント
  • アバルト 124 スパイダー
  • アルファ ロメオ ジュリア 1300 スーパー
  • フィアット アバルト 131ラリー
  • アルファ ロメオ 145
  • アルファ ロメオ 75ターボ エボルツィオーネ
  • ランチア デルタ HF インテグラーレ エボルツィオーネI
  • アルファ ロメオ スパイダー 2000 シリーズ2
  • ランチア ラリー 037 エボルツィオーネII
  • ホームストレートを全開で駆け抜けるランチア ラリー 037 エボルツィオーネII
  • フィアット アバルト 124 ラリー
  • アルファ ロメオ 1600 ジュニアザガート
  • フィアット アバルト 1000ベルリーナコルサ グループ2
  • フィアット アバルト 1000ベルリーナコルサ グループ2
  • フィアット アバルト 850TC
  • アウトビアンキ A112アバルト
  • フィアット アバルト 1000ベルリーナコルサ グループ5
  • アウトビアンキ A112アバルト
  • フィアット アバルト 1000TC
  • ホームストレートを駆け抜けるフィアット アバルト 1000ベルリーナコルサ グループ2
  • 3台のホームストレートを駆け抜けるフィアット アバルト 1000ベルリーナコルサが走行した
  • ホームストレートを駆け抜けるフィアット アバルト 1000ベルリーナコルサ グループ2
  • フィアット チンクエチェント トロフェオ
  • アウトビアンキ A112 アバルト
  • アバルト 595
  • アバルト 500
  • アバルト695 トリブート フェラーリ
  • フィアット アバルト 1300SP
  • アバルト 500R3T
  • アバルト 3000スポルト プロトティーポ
  • アバルト クラシケ1000SP
  • 関谷正徳氏がステアリングを握り、アバルト 3000スポルト プロトティーポが富士スピードウェイ ショートコースを走行した
  • 往年のアバルトのポスターを思わせるような、高い位置から参加車両全台を収めた記念写真を撮影した
  • 関谷正徳氏がステアリングを握り、アバルト 3000スポルト プロトティーポが富士スピードウェイ ショートコースを走行した
  • フィアット アバルト1300SP(左)とアバルト シムカ2000 コルサ(右)

日本のアバルト界は世界でも有数のハイレベル!

2025年3月20日(春分の日)、国内最大のアバルト愛好家クラブにして、本国のアバルト公式クラブの「クラブ・アバルト・ジャッポーネ(Club ABARTH Giappone)」は、富士スピードウェイ・ショートサーキットにおいて「Gran Premio SCORPIONISSIMA(グランプレミオ・スコルピオニッシマ)」を開催。アバルトには格別の想いを抱くAMW取材チームも現地に乗り込み、予想以上の感動を得ることになりました。

若きエンスージアストたちが率いるクラブ・アバルト・ジャッポーネ

今回のイベント開催に際して「クラブ・アバルト・ジャッポーネ」が命名したタイトルの「SCORPIONISSIMA(スコルピオニッシマ)」とは、イタリア語で「サソリ」を意味する「Scorpione(スコルピオーネ) に、絶対最上級を形成する「~issima」を付け加えた造語。すなわち「もっともアバルトらしい」や「すごくアバルトっぽい」という意味が込められているとのことである。

同クラブは、ともにまだ30歳代という松井大祐さんと原田徹也さんの若き親友コンビが共同会長を務めるいっぽう、昭和の時代から日本のアバルト界を支えてきた重鎮たちが後見人として若手をサポートするという、とても好ましい体制が築かれている。

そして、これまで3度にわたり「アバルト・クラシケ(クラシック・アバルト)」によるサーキット・デモンストレーションを披露。日本国内のみならず海外のアバルト愛好家たちからも大きな反響を得てきたのだが、とくに今回は「CLUB ABARTHにしかできない、アバルトらしいイベント」を指針に掲げ、クラブ主催のサーキットイベントが実現に至った。

こうして開催された「グランプレミオ・スコルピオニッシマ」は、開祖カルロ・アバルトの情熱や哲学を次世代へ受け継ぐことはもちろん、彼とその仲間たちが作った名作たちを、あくまで動態保存することを目的とした走行会として、富士スピードウェイ・ショートサーキットを丸1日占有し、サーキット走行はもちろん、クラブミーティングの場としても多くのエントラントが楽しめるような企画として、多くのクラブメンバーを募ったとのこと。

参加資格があるのは「クラブ・アバルト・ジャッポーネ」会員が所有するアバルト。あるいは、クラブ理事会でとくに認められた車両のみとされたものの、そのエントリー台数は約50台におよび、クラスは「Gr.A」から「Gr.E」まで5つに分けられていた。

珠玉の新旧アバルトたちが大集結

まず「Gr.A」は、いわゆる「クラシケ(Classiche:クラシック)」。この日の最古参である1956年式のフィアット「600アバルト750デリヴァツィオーネ」にくわえて、フィアット アバルト「750GTザガート」やフィアット アバルト「1000ビアルベロ」、あるいは「アバルト シムカ2000」など、カロッツェリア製のアルミボディを持つレーシングGTや、1966年に2台のみが作られたという幻のレーシングスポーツであるフィアット アバルト「1300SP」なども、このクラスに組み入れられていた。

いっぽう「Gr.B」は、「アバルト124スパイダー」や「アバルト プント」など現代のアバルトたち。「Gr.C」は、「フィアット アバルト124ラリー」やフィアット「131アバルト・ラリー」にくわえて、理事会で承認されたアルファロメオなども参加していたが、なんといってもアバルト製の元WRCワークスカーである「ランチア037ラリーEvo2」が、抜群の存在感を示していた。

「Gr.D」は、フィアット600ベースのアバルトたちが集結。フィアット アバルト「850/1000TC」系がズラリと並んだうえに、「イル・モストロ(怪物)」として知られるフィアット アバルト「1000ベルリーナ コルサ ラディアーレ(1000TCR)」は3台が揃い踏み。また、可愛いチンクエチェントがベースのフィアット アバルト「595」も2台が並んだ。

そして「Gr.E」は現代版「アバルト500」とその係累たちがエントリーしたが、そのなかにはかつて全日本ラリー選手権にて、眞貝知志選手とともに大活躍した「アバルト500R3T」も含まれるという充実ぶり。「クラブ・アバルト・ジャッポーネ」のレベルの高さを如実に示すラインナップに、これから始まる走行会への期待感は大いに盛り上がったのである。

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