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エルヴィス・プレスリーの生家は驚くほど簡素! 韓国SUVのキア「スポーテージ」で音楽ゆかりの地をドライブします【ミシシッピ川ブルース旅_13】

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TEXT: 牧野森太郎(MAKINO Shintaro)  PHOTO: 牧野森太郎(MAKINO Shintaro)

  • ニューオリンズからロバート・ジョンソン博物館に寄って、プレスリーの生家があるテュペロに向かう
  • 墜落事故で亡くなったレーナード・スキナードのロニー・ヴァン・ザント
  • 立派な追悼のモニュメントが建っていた
  • 伝説のブルースマン、ロバート・ジョンソンの博物館。ブルース・ファウンデーションの事務所も兼ねている
  • 博物館の外壁のミューラル。悪魔と取り引きをしているシーンと思われるが、悪魔が農夫みたい?
  • 数少ない残されているロバート・ジョンソンの写真
  • 有名人から一般人まで、訪れた人のサインでいっぱい。ぼくも参加しました
  • 問題の油絵。車検のステッカーが1936年と、かなりリアル
  • エルヴィスの生家。想像以上に質素な家だった
  • キッチンを除けば、この部屋しかない。まさにこのベッドでエルヴィスは生まれた
  • エルヴィスの生家の隣に建つ立派なユースセンターは、現在、プレスリー博物館になっている
  • 11歳の誕生日に買ってもらったギターが、ヒーローを生むきっかけとなった
  • ライフルか自転車をねだったエルヴィスだったが、母親がギターを選んだ。泣ける話だ
  • 歌声が聴こえてきそう
  • テュペロのダウンタウンにある立派な市庁舎。東地区との落差が残酷だ
  • この線路と手前にある小さな川が、2つの地区を分断している
  • ミシシッピの田舎道。“キムさん”とレーナード・スキナードの慰霊碑に向かう
  • ナチェス・トレイルのパーキングでひと休みするキア スポーテージ。気持ちがいい森の中のドライブコースだ

レンタカーのキア スポーテージでミシシッピ州を北上

2024年の8月末から、アメリカをミシシッピ川沿いに南北縦断して音楽の歴史をたどる旅に出ることにした筆者。ニューオリンズでダッジ「デュランゴ」こと“ルシール号”をレンタルして、ブルースの故郷である「ミシシッピ・デルタ」を仲間と4人で巡りました。旅の後半はひとり旅。ルイジアナ州ニューオリンズのハーツレンタカーで借りたキア「スポーテージ」を“キムさん”と名づけてドライブします。

小さなSUV“キムさん”はキビキビ軽快な乗り味

旅の相棒、“キムさん”ことキア「スポーテージ」と出発だ。“キムさん”は1600ccターボエンジンを搭載。車体が軽いせいか、“ルシール号”(ダッジ「デュランゴ」)と比べると挙動がだいぶクイックだ。その分、どっしり感はないがキビキビと反応するスポーティな乗り味が楽しい。

サイドブレーキはパネルにあるスイッチを指先で操作するタイプ。シフトレバーをPからDやRに動かすと、自動的にサイドブレーキが解除される。このシステムは初めて使ったが、いいアイデアだと思った。“ルシール号”のサイドブレーキは左足で踏み込むクラシックな仕組みだったが、ときどき解除が中途半端になることがあった。キムさんのシステムならその心配はない。

レーナード・スキナードとロバート・ジョンソンの足跡を巡る

ひとりでハンドルを握り、夜明けのインターステート55を一路北上、ミシシッピ州に入った。最初に向かったのは、フロリダ州出身のロックバンド、レーナード・スキナードのモニュメントだ。レーナード・スキナードは1977年の飛行機事故でリーダーのロニー・ヴァン・ザントらが亡くなった。その飛行機の墜落現場がミシシッピ州だったのだ。フリーウェイを下りて15分ほど走ると、想像以上に立派なモニュメントが建っていた。静かな空気の中、ひとり手を合わせた。

次に向かったのは、クリスタルスプリングスという町にあるロバート・ジョンソン博物館。ハリケーンが近づいたため、先日、スキップしてしまったポイントだ。写真も資料もほとんど残っていないミステリアスな人物だけあって、展示物は多くない。

そのなかで目が止まったのが、1934年型ハドソンと思われるクルマと一緒に描かれた油絵。ミシシッピ・デルタのブルースマンといえば貧しくて、とてもクルマ、それも新車を買う余裕などないイメージだったが、この絵が現実を写したとすればちょっと驚きだ。ただ、彼はシカゴ、ニューヨーク、カナダを旅行し、1936〜1937年にテキサスでレコーディングをしたことになっている(1938年没)。辻褄は合う。

博物館の人に「これはロバート・ジョンソンの愛車ですか」と尋ねると、「多分、そうじゃないかしら」と曖昧な返事が返ってきた。

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