フレンチ・ミニバンの中でも人気の限定モデル
もともと商用モデル出身のルノー「カングー」は、素朴ながらもかわいいキャラクターと実用性の高さから、日本市場でも多くのファンを獲得し、フレンチ・ミニバンという独自のジャンルを確立しました。多彩で個性的なボディ色をまとった限定モデル「クルール」に乗って、イベント会場でデイキャンプを楽しんでいるファミリーを発見。カングーの楽しみ方を聞いてみました。
偶然にも200台限定のクルールを新車購入できた
ルノー「カングー」の限定車「クルール」は、ユーザーの中で人気のモデルになっている。2代目モデルの2010年から定期的にラインアップされ、現行の3代目でも2024年にディーゼルマニュアルで「ベージュサハラ」と「グリカシオペ」が登場した。「クルール」とはフランス語で「色」という意味で、数々のカラフルな限定モデルたちがカングーの歴史を華やかに彩ってきた。中古車でも人気が高く、人気色は高値で取り引きされている。
そんなカングー クルールの中でも人気のオレンジ系のモデルを、2019年に新車で購入して現在も楽しんでいる“orange-kangoo”さんファミリー。2024年12月1日に東京の町田市野津田公園でカングー専門店スターロックカンパニーが開催した「カングーDayクルーズ」に参加し、会場でもひときわ楽しそうにデイキャンプをしていた。
聞けば、もともとメーカーも製造国も意識せず、カングーを見るたび「いいな」と思っていたそうで、前車が買い替えの時期を迎えたタイミングでふと思い出し、試乗のつもりでディーラーに行くと、偶然にもクルールが発売予定だったそう。200台の限定車をその場で注文してしまったそうだ。
ルーフラックの上は自由な空間
そんな運命のような出会いのカングーに乗って丸5年。どのようなカスタマイズを行っているのだろうか。
外装で大きなものは、スターロックカンパニーのラダーと、純正のルーフレールにヤキマのルーフラックが装着されている。キャンプ用の荷物を積載するだけでなく、小技を使って有効活用するのが“orange-kangoo”さん流だ。
キャンプなどに行くと、ルーフラックの上に登ってコーヒーを飲んだり、星を見たりなど自由な空間がそこに広がっているそうだ。“orange-kangoo”さんはリアラゲッジ部のトノボードをウッドでDIY製作していて、これをルーフラックに敷いて、さらにその上にゴザを敷くことで、ルーフがステキな空間に生まれ変わるというわけである。
このトノボードは、DODのテキーララックと組み合わせて、キャンプの際にも大活躍しているという。