ボウモアとアストンマーティンコラボ第2弾
スコットランドのウイスキーブランドであるボウモアとアストンマーティンは、2025年4月3日に第2弾となる「ボウモア ARC-54」を発表しました。ボウモア蒸留所で54年間熟成された極めて希少なウイスキーと、究極のハイパーカー「ヴァルキリー」のデザインにインスパイアされたハンドメイドのデキャンタを融合させたコラボはまさに作品と呼ぶにふさわしい逸品です。
ヴァルキリーからインスパイアされたデキャンタ
ボウモアARC-54は、54年間にわたりヨーロピアンオーク・シェリーバット(2ndフィル)およびアメリカンオーク・ホグスヘッド(3rdフィル)で熟成された後、黄金比(61.8%のヨーロピアンオーク熟成スピリットと38.2%のアメリカンオーク熟成スピリット)を基に、両者を15カ月間ブレンドしたウイスキーである。こうして誕生したウイスキーは無限の層を持つ豊かな風味を生み出し、飲む者の五感を魅了し、一滴一滴に深い没入感をもたらす。
ハンドメイドのデキャンタは、F1に着想を得たアストンマーティン「ヴァルキリー」の空力デザインからインスピレーションを受け、約1100kgのダウンフォースを生み出すフルレングスのヴェンチュリトンネルや、アイラ島の自然が織りなす流麗な地形を表現している。アストンマーティンのデザイン哲学に基づき、ボウモアARC-54のデキャンタは精密に造形され、流れるような美しいラインとスタイルを実現している。そのフォルムは空力特性に沿って形作られ、ウイスキーが映し出す輝きを強調するディフューザー風のガラス彫刻によって、両ブランドの共通の哲学を体現している。
世界限定130本のボウモアARC-54は、多次元的な味わいを提供する。シトラスの爽やかな酸味と繊細なフローラルノートが、塩キャラメルの甘み、スパイシーなジンジャーやシナモンの風味と調和し、ボウモアならではのピートスモークの余韻が漂う。一つ一つ手作りされたデキャンタは、2つのブランドが共有するクラフトマンシップへのこだわりを体現している。ボウモアARC-54は、2025年4月3日より世界各国の厳選された販売店で取り扱われている。
AMWノミカタ
ボウモアは1779年に創業されたスコットランドで最も古いアイラ島の蒸溜所のひとつである。アストン・マーティンとは2020年にパートナーシップを結び、これまで「マスターズセレクション」として2021年と2022年にコラボウイスキーを発表している。また、映画『007ゴールドフィンガー』の公開を記念して、映画が初公開された1964年に蒸留された希少なウイスキーを「DB5」をイメージした25本の特別なボトルに詰めた特別なコラボも発表された。
あるウイスキーサイトによれば、価格は7万1000ポンド(約1350万円)と表示されていたが、前作のARC-52の特別エディションはオークションで22万5000ポンド(約4300万円)の値がついたものもあったという。今、空前のウイスキーブームの中、この限定130本のウイスキーを手に入れたラッキーな人には、さらなる幸運が待っているのだろうか。