韓国・ソウルモビリティショー2025へ
カーライフエッセイスト吉田由美の「なんちゃってセレブなカーライフR」。今回は、韓国で開催された「ソウルモビリティショー2025」を紹介します。会場ではヒョンデの「NEXO(ネッソ)」が発表され、未来的なコンセプトカーも登場。さらに、ドライビング体験施設で体験した「アイオニック5N」の試乗レポートもお届けします。
ド派手なコンセプトカーも登場
2025年4月3日から4月13日まで韓国で開催されている「ソウルモビリティショー2025」に行ってきましたわよ~。13年ぶりとなる韓国のモーターショー。ソウルモビリティショーはソウルと釜山の交互開催で、2025年はソウルの年。ソウルのほうが釜山より規模が少し大きいのよ~。といっても規模がかなり縮小され、海外メーカーもメルセデス・ベンツ、BMW、ポルシェ、BYDのみ。日本メーカーの出展は無し(号泣)。韓国のヒョンデ、KIAは自国開催だから盛り上がっているけど、BYDは世界的に存在感が高くなっているのを感じたわ。
ちなみにヒョンデの今回の目玉は、水素燃料電池車(FCEV)の第2世代となる「NEXO(ネッソ)」と、日本でも発売されているINSTER(インスター)のド派手なコンセプトカー「INSTEROID(インステロイド)」。
韓国トヨタやレクサスの施設見学
会場では、わたくしも所属している日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)と、韓国自動車記者協会(KAJA)の相互協力強化のための業務協約締結式が行われたわ。日本自動車ジャーナリスト協会はフリーランスの集まりで約100名、韓国自動車記者協会はメディアや記者の団体で、約200名が在籍しているとのこと。
業務協約締結式の後は、韓国トヨタのトレーニングセンターやレクサスのカフェラウンジ「CONNECT TO LEXUS」、ヒョンデの「現代モータースタジオ高陽」や、ヒョンデの農場の見学にも行ったわ~。
もちろん試乗もたっぷり! 公道では韓国でも発売されたばかりのヒョンデ「アイオニック9」や高級ブランド「ジェネシス G80」、インスターに試乗。ヒョンデのクルマで関心するのは、カーナビが見やすいこと。ハングル文字のままのものもあったけど、分岐が色分けで道路とシンクロしているから直感的に進む方向がわかるのよ。これは日本のメーカーでも採用したらいかがかしら?
韓国は高級感のあるセダンがお好きらしく、街中でもセダンがダントツに多いのよね~。バス移動が多かったけど、渋滞が多いものの大きな道路では特別なレーンがあってスイスイだったわ。
豪雨の中でのドライビング体験
旅の締めくくりは、土砂降りの中で水がざんぶり溜まったHMGドライビングエクスペリエンスセンターで「アイオニック5N」でパイロンスラローム、ドリフト、ショートコース走行。残念ながら高速走行は雨のためなし。
アイオニック5Nにはドリフトモード「N ドリフトオプティマイザー」が10段階で設定されるわ。1だと制御がきいて安定した定常円旋回。10はプロ仕様で、ドリフトするのは難しかったわ。車両の重さもあるのかしら。なかなかドリフトできず(号泣)。ドリフトキングの土屋圭市さんだとこれでドリフトできるのかしら? 悔しいから戦闘機の音がするNアクティブサウンド+で遊んでやったわっ(笑)。
充実した3泊4日の韓国旅だったわ! 関係者の皆様、ありがとうございました! ペコリ。