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イタリアンシェフがアルファ ロメオ「ジュリエッタ」を手放し、マツダ「ロードスター」へ約30年ぶりに復帰した理由とは? マツダが用意したサプライズが嬉しい!

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TEXT: 奥村純一(OKUMURA Junichi)  PHOTO: 奥村純一(OKUMURA Junichi)

  • マツダ ND型 ロードスター ブラウントップ:フロントにマッドフラップを装着している他は、エクステリアはノーマル然としている
  • マツダ ND型 ロードスター ブラウントップ:ソフトトップのカラーから名づけられた特別仕様モデル。落ち着いた雰囲気のソフトトップが印象的だ
  • マツダ ND型 ロードスター ブラウントップ:遠方へのイベント参加もあり、約1年半で走行距離は3万kmを超えたという
  • マツダ ND型 ロードスター ブラウントップ:熊本にあるロードスターガレージの商品「ドアウェッジ」は、ボディ剛性のアップをすごく感じられるということだ
  • マツダ ND型 ロードスター ブラウントップ:ソフトトップのカラーから名づけられた特別仕様モデル。ソフトトップに合わせた落ち着いた雰囲気のインテリアも気に入っているという
  • マツダ ND型 ロードスター ブラウントップ:参加したイベントほか、お気に入りのステッカーが貼られたリアエンド。黒いステッカーは眞鍋さんの経営するイタリアレストラン「マルブン」が2023年に100周年を迎えた記念だ
  • マツダ ND型 ロードスター ブラウントップ:ロードスターで美味しいものツーリングをするクラブ「チーム横倉」のトレードマークであるアヒルちゃん。メンバーは愛車のどこかしらに装着義務があるらしい(?)
  • ロードスターで美味しいものツーリングをするクラブ「チーム横倉」のトレードマークであるアヒルちゃん。この日はニューアイテムであるパーカーがノベルティに加わった
  • ロードスターで美味しいものツーリングをするクラブ「チーム横倉」、この日は4台でのツーリング。昨晩からの降雪もあったが、これより最終目的地であるイタリアンレストラン「マルブン」へと向かう一行
  • 眞鍋 明さんの愛車はマツダ ND型 ロードスター ブラウントップ。30年前にもロードスターに乗っていたというリターン・ロードスター乗りだ。NDに乗り始めてから3年、高速道路を使わず下道を走行することが増えたという
  • マツダ ND型 ロードスター ブラウントップ:ロードスターで美味しいものツーリングをするクラブ「チーム横倉」。最終目的地であるイタリアンレストラン「マルブン」へと向かう一行のしんがりは眞鍋 明さん

オープン走行でのパノラミックな風景は最高!

マツダ「ロードスター」は1989年の初代デビュー以来、30数年にわたる歴史を紡いできたロングセラー。それゆえに、若い頃にロードスターに乗っていて一度は離れても、子育てや仕事がひと区切りして、再び乗り始める「リターン・ロードスター乗り」も多いのです。愛媛県でイタリア料理店を営む眞鍋 明さんもそんなひとり。復帰するきっかけは何だったのでしょうか。

アルファ ロメオ ジュリエッタからNDロードスターへ

「乗り始めてちょうど3年が過ぎたのですが、オープンでの爽快感や、じかに感じる季節感、パノラマのように見える景色を見ながらのドライブはストレスが溶けていくような感覚があります」

と語るのは、シックな外観が印象的なマツダND型「ロードスター」の特別仕様車「ブラウントップ」に乗る眞鍋 明さん。愛媛県新居浜市の荷内浜にあるカフェ「みんなのコーヒー」にロードスターのオーナーたちのツーリング途中で、コーヒーブレイクしていた。

「じつは30年前にもロードスターには乗っていた事があるんです」

というリターン・ロードスター乗りだ。その当時は仕事も多忙を極めており、せっかくのロードスターの屋根も開けることは少なかったという。

眞鍋さんの家業は、瀬戸内を臨む愛媛県西条市で1923年に駅前食堂として創業した「丸文食堂」だ。眞鍋さんも大学卒業後に料理の道へ進み、本場イタリアで修行を積んだのちに帰国、有名レストランの総料理長として腕を振う。29歳で家業に戻りイタリア料理へと事業形態を転換し、商号も変更。イタリア料理店「マルブン」のシェフとして大忙しの毎日だったそうだ。

ちなみに3年前にロードスターに復帰するまで乗っていたのは、アルファ ロメオの「ジュリエッタ」。クルマ好きなイタリアンレストランの代表の愛車にふさわしいセレクトといえよう。

納車式にはマツダ関係者たちが駆けつけてくれた

そんな眞鍋さんを再びロードスターの道へと導いたのは、元マツダのエンジン開発エンジニアである横倉恒利さんだ。現在は「TEAM ヨコクラ・食いしん坊ツーリング」を一緒に楽しんでいる仲間であるが、もともとはマルブンの味に惚れ込んだ横倉さんが通い始めたことがきっかけだったという。

「横倉さんが、お店にいらっしゃるようになると、私もクルマ好きですから、クルマの話になりますよね。そうなると当然ですが横倉さんはマツダ車を推してきます」

そう笑いながらも、じつは眞鍋さんも「魂動デザイン」と「スカイアクティブ」を掲げたマツダの進化には興味を持っていたという。

「その頃から急速にカッコ良くなりましたね。横倉さんのマツダ愛の後押しがあったのと、私自身も社長を次世代に譲ったこともあり、4ドアで4人乗りの必要もなくなりましたので、ロードスターに乗り換えることにしたんです」

なんとその納車式には、横倉さんをはじめとした仲間たちに加えて、NB型&NC型ロードスター開発主査であった貴島孝雄さん、元マツダ副社長の藤原清志さんも集まるなどのサプライズがあった。

「イベントなどにも開発者の方や企業のトップクラスの人が参加してくれたり、マツダのユーザーとの距離の近さは、この上ない喜びです。納車式は一生の思い出になります」

ロードスターは移動のための楽しい友

そうして二度目のロードスターライフを始めた眞鍋さん。楽しくてたまらないという仲間とのツーリングのほか、「サンタドライブ」や「フラワーフェスティバル」といった各地域で行われるロードスターイベントにも積極的に参加している。

「クルマは移動の足でありアイデンティティでもあると思っていましたが、ロードスターに乗り始めてからは、少し変わりましたね。アイデンティティという部分は同じですが、移動のための楽しい友かな。これからもできるだけ遠くへ走りに行きたいですね。とにかく長距離乗ると気持ちが良いんですよ」

と語ったあと、最後にポツリと、

「そして知らない町の地元グルメを食べる(笑)」と囁いてくれた。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

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