フェラーリにリベット付けフェンダー
ど迫力のカスタムスタイルを施す
カスタムの源流ともいうべき手法を、フェラーリやマクラーレンといった超ハイエンドモデルに施す。
なんとも贅沢極まりないが、それゆえに見る者に与えるインパクトは、他を圧倒するものがある。
1月13〜15日に千葉県幕張メッセで開催されている「東京オートサロン2017」のなかでも、とびきりバブリーで強烈に印象に残っていたのが「リバティウォーク」のデモカーだ。今回の東京オートサロン2017には、海外のオートショーに出展する予定だったフェラーリ488を日本で急遽お披露目し、来場者の注目を一身に集めていた。 リバティウォークが展開しているのは、いわゆる“昭和の街道レーサー”スタイル。これを上品かつエレガンスに、そして上質にといった、昨今のトレンドとは真逆のスタイルを信条としている。
ワークスフェンダービス止めという、日本古来のカスタム手法は、40代以上のオジサン世代には懐かしく感じるはず。こうしたヤンチャな“暴走族スタイル”をスーパーカーに施すという斬新さが、国内はもとよりアメリカ、アジアといった海外でも支持を集める要因となっている。 車種によって異なるがフェンダーの張り出しは6〜8cmに及び、“元に戻せない”という潔さも相まって、独特の凄みを醸し出しているのだ。
新作としてお披露目された『LB★WORKS 488』は、フェラーリ488をベースにリバティウォークのカスタムコンセプトに則って作り込まれている。 外装に装着されたアイテムはすべてワンオフ。他車と同じくフェンダーはもちろんビス止めとなる。 一見すると派手さとインパクトだけを追求してるように思えるが、張り出し具合をベース車のフォルムに合わせて調和を図るなど、緻密なデザインワークが光る。 マクラーレン650Sも『コンプリート ボディキット』を纏い、これまたインパクト絶大。昭和的カスタムを旬のスーパーカーでやるから凄いともいえるが、それをやれる度量、そして成立させてしまう技術をもつのがリバティウォークの強みといえるだろう。
リヤのGTウイングは、支持部をボディに直接設けるなど現代のレーシングカーと同様な造りがされている。
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