性能アップと規制クリアを高レベルで両立
国内外を視野に入れたアイテム展開を実施
排ガスや騒音の規制をクリアしつつ、アフターパーツに求められる性能アップも実現。
そんな相反する要件を実現するマフラーメーカー「フジツボ」は、東京オートサロンのブースで今年も魅力的なアイテムを数多く展示された。
そのなかでも、とくに注目のニューアイテム2点をピックアップ。
ブース中央に堂々と鎮座していたのは『オーソライズRM+C』マフラーを装着したマイナーチェンジ後のスバルBRZ。テールエンドにはレーシーなカーボンが用いられている。ルックスやサウンドはもちろん、排気効率や軽さもノーマルを上まわっており、TRDエアロを装着したマシン専用となる。
メインパイプはオーソドックスな60φで、ノーマルエンジンでも抜けすぎの心配は無用だ。
展示車両のエアロはプローバ製なので、それに合わせて若干モディファイ済み。
エキゾーストマニホールドは自社の『スーパーEXベーシックバージョン』。中間のトルクも重視し4-2-1構造を採用し、パイプ径は45φ-54φ-60.5φと変化する。
北米において根強い人気を誇るホンダ・シビックの3ドアに装着されている新作マフラーは、発売時期や価格などは未定としながらも、海外からの来場者に向けに展示した。
ブランド名すら明記はされていなかったが、テールにカーボンを使っていることから、『オーソライズRM+C』と同様のコンセプトだろう。なおこのシビックは今年の夏に日本へ導入されることが、奇しくも同じ東京オートサロンにて発表。
今後のラインナップ拡大や新製品の登場にも期待したい。
日産スカイラインGT-R、ホンダS2000、スズキ・カプチーノ、日産S30型フェアレディZといった、旧世代スポーツカーの排気パーツも進化を止めていない。
2016年のニュルブルクリンク24時間レースにおいて、クラス優勝を飾ったスバルWRX STIのエキゾーストシステムも展示。レース参戦で得たノウハウが市販アイテムの開発に活かされている。
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