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ハセガワのZ32「フェアレディZ」は日産自動車からお墨付きの精巧さ! 新金型はシャシーの裏側で作り込んでます

完成品を見てもプロポーションは抜群

無塗装のままでも組み上げられる

毎年秋に東京で行われている「第61回全日本模型ホビーショー」。2023年9月30日から10月1日の2日間、東京ビックサイトで開催された。同イベントはプラモデル、ラジコン模型、鉄道模型などの模型玩具の製品見本市だ。

完全新規金型で製作された日産フェアレディZ(Z32)

今回の全日本模型ホビーショーで筆者が気になったのが、ハセガワブース。大きなパネルがドン! と展示されていたので見逃すわけにはいかないだろう。ネオクラとして人気が爆上がりの20世紀末の日本車だが、それはプラモデルの世界でも同様だ。今回紹介するハセガワの1/24「日産フェアレディZ(Z32)300ZXツインターボ2by2」は、まったく新しいプラモデルなのだ。

ハセガワはかつて1/12スケールのZ32を発売していたが、今回のモデルは完全新規開発。当時からZ32の人気は根強いが、今回はそれを忘れて新たに企画・取材し、開発をすることになった。

スタイリングは日産自動車から好評価を得るほどの精巧さ。プラモデルとしてヘッドライトの鏡面やサイドミラーの鏡面も艶アリのメッキ、ホイールに艶消しのメッキパーツを採用。窓の塗分けシールも付属するほか、個性的なTバールーフも再現されていて、国内初280psを発揮した歴史的モデルを完全に再現している。今あらためてプラモデルを通して実車について思い返してみるのもありではないだろうか。

シャシーの裏側まで注目の作り込み

実車デビュー当時とは異なり、すべてが最新のスキャン技術などによってつくられているため、再現度が非常に高いのは嬉しいポイント。インテリアや車体の裏面まで注目してほしいほどの作りだ。Z32フェアレディZを知っている世代はもちろん、初めてその存在を知る人にとっても満足のいく1台となっている。

また、近年のコロナ禍の影響もあり、リターンモデラーが増えたことで、手軽に作れるモデルの人気が高い。しかし、このフェアレディZは難易度が高めではあるものの、無塗装(素組み)でもかなりの仕上がりとなっているので注目だ。

1/24スケールのハセガワが送る「フェアレディZ(Z32)300ZXツインターボ(1989)」の発売は、11月15日以降で3630円(消費税込)となっている。ぜひ自身の手で組み上げていただきたいアイテムだ。

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