ラリージャパン2回目の開催を前に盛り上がりを見せる
今回で64回目の開催という歴史ある「家康行列」が、江戸幕府を開いた徳川家康が生まれた生誕の地、愛知県岡崎市で2023年10月28日(土)に開催された。2022年と同様に今回もラリー関係車両が登場してい家康行列に合流し、ラリージャパンのPRを行った。
市民キャスト総勢500人が参加
大河ドラマのヒットもあって注目度が上がっている愛知県岡崎市では、秋に延期されていた「家康行列」が開催された。「家康行列」は、徳川四天王のひとり、本多忠勝を祀る映世神社(現在岡崎公園内にある龍城神社)の祭典として、江戸時代に岡崎藩の武士たちが隊列を組んで戦法を鍛錬した儀式が起源といわれている。時代が明治となっても旧・岡崎藩士らによる武者行列として引き継がれ、戦後は一時中断もしたが、昭和34年に岡崎城の天守復元と共に再開されているのだ。
徳川家康公は元和2(1616)年4月17日に75歳でなくなったため、例年、4月17日に近い日曜日に開催されているが、2022年に続いて今回も秋の開催となった。
今回は大河ドラマに出演している俳優4名が参加した特別出演者列が加わったほか、3月に開催された選考会で選ばれた武将役・姫役をはじめ、市民キャスト総勢500人が参加。そこに馬8頭、人力車7台とともにラリーカーが参加した。
そのルートは岡崎市北部にある伊賀八幡宮をスタートし、2022年のラリージャパンOKAZAKI SSの舞台にもなった乙川河川敷がゴールとなる。通常なら交差することのない交通の大動脈である国道1号線をまたいで行列を通すなど、これまでとは異なる行列となった。
また、そのゴール地点の乙川河川敷には事前抽選となった特別観覧エリアが設けられ、その対岸には大型モニターによる行列生中継やキッチンカーが出店するサテライト会場まで設けられるなど、家康行列が過去にない盛り上がりを見せることとなった。また、大河ドラマ館はこの日だけ特別に無料開放されるなど街中が盛り上がった。
「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」の開催を直前に控え、フォーラムエイト・ラリージャパン2023PR隊も出陣。その先陣を切るのが、全日本ラリー選手権JN3クラス2023シーズンチャンピオンを決めた、岡崎市出身の山本悠太選手。
そのチャンピオンカーであるK-oneレーシングチームのGR86で行列に参加した。また岡崎市ラリー応援隊の岡崎市出身のタレント橘 香恋副隊長とゆるキャラのオカザえもん隊長代理も合流し、Rally Japanの応援小旗を沿道の観覧者に配布してまわった。