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日本限定12台! ジャガーの内燃エンジン最後のスポーツカー「Fタイプ ZPエディション」は2363万円です

日本には導入されないものの、コンバーチブルも用意されている

最後を飾る限定モデルが登場

2024年モデルを最後に生産を終了する予定の、内燃エンジンを搭載する「Fタイプ」の最後を飾る限定モデルが登場しました。パーソナライゼーション部門のSVビスポークが手掛けた「Eタイプ」にインスピレーションを得たというモデルです。Fタイプの最後を飾る世界150台限定の「ZPエディション」を見ていきましょう。

日本ではクーペの12台のみとなる最後の限定車

2023年11月21日をもって国内受注の終了がアナウンスされている内燃エンジンを搭載したFタイプ。ジャガーは10月、その最後を飾る世界150台限定のZPエディションを発表した。1960年代を象徴する名車であるEタイプにインスピレーションを得たというクーペ&コンバーチブルの限定モデル、日本ではクーペのみ12台が販売される予定となっている。

ジャガーは2021年2月に発表されたジャガー・ランドローバーの電動化に向けたReimagine(リイマジン)戦略に基づき、2025年以降にすべての販売モデルをBEVとし、ピュアEVのラグジュアリーブランドへと生まれ変わることを公約している。その戦略の一環として、Fタイプをはじめとした内燃エンジン搭載モデルは2024年モデルを最後に生産を終了することになっており、今回のZPエディションはFタイプの最後を飾る限定車になる。ちなみに、Fタイプは1948年に「XK120」で始まったジャガースポーツの歴史が75周年を迎えるモデルイヤーである2023年、「内燃機関を搭載した最終モデル」とうたわれる2024年モデル(2023年3月発表)を販売中だ。

担当マネージング・ディレクターのロードン・グローバー氏はこのように話す。

「今回のモデルはジャガーの内燃機関エンジン搭載スポーツカーの原点となったEタイプに敬意を表したモデルでもあります。Eタイプが50年前にそうであったように、Fタイプも10年以上にわたってスポーツカー愛好家を魅了してきました。Fタイプ ZPエディションは、その系譜を称えるものであり、ジャガーの長きにわたるヘリテージにインスピレーションを得てコレクターズ・エディションに加わることになります」

Eタイプの復刻版ボディカラーを採用

ZPエディションは同社のパーソナライゼーション部門であるSVビスポークが、最高出力575ps/最大トルク700Nmを発揮する5L V8スーパーチャージドエンジン搭載モデルをベースに製作。トラクションロスを予測し駆動力を配分するIDD(インテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス)テクノロジーを備えた4WDを装備している。

内外装のカラーはSVビスポークのパーソナライゼーション・エキスパートが厳選しており、ボディカラーには2023年6月に発表されたEタイプの限定復刻モデル「Eタイプ ZPコレクション」向けに開発された2色が用いられた。ひとつは1961年の発売直後にレースに参戦し初勝利を果たした「Eタイプ プロジェクトZP」をイメージさせるオウルトンブルー・グロスペイントに、マーズレッドとエボニーのデュオトーン・レザーインテリア。もうひとつはクリスタルグレイ・グロスペイントに、ネイビーブルーとエボニーのデュオトーン・レザーインテリアの組み合わせだ。

ドアには手作業によるポーセリン・ホワイトグロスのレーシングスタイル・ラウンデルが配された。さらに室内には、「ONE OF 150」と刻印されたSVビスポークのコミッショニングプレートが備わっている。

国内で販売されるクーペはオウルトンブルーとクリスタルグレイが6台ずつとなるZPエディション、今ならジャガーの内燃機関エンジン搭載スポーツカーのヘリテージを彩る1台が2363万円(消費税込)で購入できる。

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