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GRの理念とTSタカタの活動が合致! サーキットやダートラコースに隣接した異色ショップはどうして実現した?

GR Garage TSタカタの佐々木幸昭さん(左)、佐々木健太さん(右)

モータースポーツに直結したGR Garage

“ダイバシティガレージ”と呼ばれるGR Garage TSタカタがオープンした。Diversityとは、日本語で“多様性”という意味。今回オープンした店舗は、トヨタ販売店ではない店舗になる。これまでのGR Garageとは、ひと味違った価値観で店舗展開をする。GR Garageが進化する上で、重要な鍵となる一歩になりそうだ。

(初出:GR magazine Vol.07)

GRの想いを具現化した店舗

GR Garage TSタカタは、TSタカタサーキットやテクニックステージタカタ(ダートトライアルコース)を所有しているタカタグループが2023年6月からスタートさせたお店になる。モータースポーツに直結している店舗ということは理解できるのだが、なぜGR Garageをオープンすることになったのか。その理由は、GRカンパニーの高橋智也プレジデントがプレオープンの祝辞で話されていた。

「佐々木社長が会社をスタートさせて約50年になります。その間、地域のみなさま、お客様と本当に真摯に向き合ってこられたと思っています。また併設されているサーキットやダートコースには、全国からクルマ好きの方々が集まってきています。それは、佐々木社長のお客様と真摯に向き合う姿勢があってこそのことだと思います。そんな佐々木社長のお人柄に感銘を受けた、ドライバー・モリゾウ選手から、一緒にGR Garageをやりませんかとお声がけさせていただき、今日の日を迎えることができました。きっと、安芸高田市の街一番のカーショップになることを信じています」と、高橋プレジデント。

「ウチはトヨタ自動車と資本関係があるわけでもないし、トヨタの販売店でもありません。そんなわれわれがGR Garageの称号をいただけるということは、凄いことだと思っています。断る理由はありませんでした」とは佐々木幸昭社長。

「GR Garageになるにあたって、今までウチがやってきたことを何ひとつ変える必要はないです。むしろ今までと同じようにGR Garageを運営してほしいということでした」というのは、佐々木健太店長。

GR Garage TSタカタは、GR Garage店舗のほかに、板金塗装の老舗工場『ボデーショップタカタ』と、チューニング部門を担う『タカタテクノサービス』がある。この3店舗を合わせてGR Garageとして認定されたのだという。

TSタカタにしかできないGR Garageを目指す

おそらく、販売店が運営するGR Garageには、TSタカタのようなことはできないだろうし、TSタカタには、販売店が運営するようなことはできない。ドライバー・モリゾウは、そんなことを見越して、TSタカタにGR Garageの運営を託したのではないだろうか。

「一般のユーザーを開拓するのは、広島市内のGR Garageにお任せしようと思っています。我々は、とくに県北のみなさんに向けて、モータースポーツの楽しさを知ってもらうことに努めていくつもりです。お客様と一緒に、どういうお店にしていくのが良いか、考えていくつもりです」と佐々木社長。

GR Garage TSタカタ

所在地:広島県安芸高田市高宮町原田3969
TEL:0826-57-1717

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