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もとR32スカイライン「GT-R」乗りが4枚ドアのR33で「GT-R」に復帰!「やっぱりRB26エンジンを忘れられませんでした」

R33末期の1998年に発売されたスカイラインGT-R オーテックバージョン 40thアニバーサリー

2023年10月7日(土)に大磯ロングビーチで行われた「オーテック オーナーズグループ 湘南里帰りミーティング」。新旧さまざまなオーテック車が一堂に会するこのイベントでは、希少なモデルがズラリと並ぶ光景も見られた。1998年1月に久々の4ドアGT-Rとして発売されたR33型「スカイラインGT-R オーテックバージョン 40thアニバーサリー」も多く訪れていたので、その中のひとりである“ジェフ”さんに話を聞いてみた。

家庭の事情で一度はR32 GT-Rを泣く泣く手放すが……

スカイラインGT-R 40thアニバーサリーはスカイライン誕生40周年を記念して販売されたモデル。RB26DETTから伝わるパワーをアテーサE-TSを介して駆動するという、第2世代GT-Rの特徴を4枚ドアのセダンで実現したのだ。R33 GT-Rの特徴のひとつであるブリスターフェンダーを再現するためにリアドアとリアフェンダーは新たに製作された専用品となっている。そのほか細かな部分も通常のGT-Rと同じ作りだ。

ジェフさんがこのスカイラインGT-R 40thアニバーサリーを手に入れたのは8年前のこと。以前はR32スカイラインGT-RのVスペックIIに乗っていたそうだ。しかし、家族が増えるなどといった家庭環境の変化から泣く泣く手放してしまった。

そのような状況であったが、RB26のサウンドとパワー、エンジンフィーリングがどうしても忘れられなかった。子どもも大きくなり落ち着いてきたタイミングで相談したところ、「4ドアならOK」とご家族からの許可をもらい、このスカイラインGT-R 40thアニバーサリーを購入したのだ。

普段乗りを気持ちよく楽しめる仕様にカスタマイズ

こうしてジェフさんは正真正銘の4ドアGT-Rを手に入れたわけだが、普段乗りを気持ちよくできる仕様に仕上げられている。オーバーホールされたエンジンはN1ブロックとHKSのピストンが使用されている。ラジエーターも変更されていているが、ハイパワーを求めるのではなく、あくまでも気持ちいいエンジンフィーリングに重きを置いた仕様だ。社外の風量の多いタービンではなくR34 GT-R純正タービンをセレクトしているところからもそのような考えが見受けられる。

トランスミッションはノーマルよりも高い耐久性とスムーズなシフトチェンジを実現できるオートギャラリー横浜の690ミッションをチョイス。ヘッドライトはキレイな状態をキープしており、内装の状態も良い。ジェフさんの愛車への愛情が伝わってくる。

なお、R32時代から変わらないジェフさんのこだわりがレカロシートとBBSホイールだ。BBSのLMは定番で被ることが多いので、RI-Aを選んだとのこと。その奥にはR35 GT-R純正キャリパーが顔を覗かせる。このキャリパーはブレンボロゴのものが欲しくて前期用をわざわざ探したそうだ(後期だと日産ロゴとなる)。

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このクルマを通して各地のオーナーと交流を持てたことが一番の思い出だと語るジェフさん。この日も北海道からきていた友人の“せんしゅ~”さんと仲良く並べていた。

次はABSのリフレッシュを行いたいとのこと。今後もリフレッシュを重ねながら交流を深めていくことだろう。

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